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- 2015.08.04 Tuesday
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年に一度は広島城を訪れるshiozyである。
「お刀ジジイ」だからである。
年に一度は刀の企画展が開催される。
今開かれているのは「安芸の刀工−正光」展である。
石橋正光
江戸後期から明治初期にかけて作刀。
北広島町(芸北)の屋敷跡はいまも残る桜の名勝地。
美術刀としては、この刀が素晴らしい。
おそらく千振に一刀くらいしか得られないだろう絶妙な波紋。
美しさではこの刀が群を抜く。
素人受けするのはまちがいない。
しかし、私が目を付けたのはこの一刀。
刃長二尺四寸二分(73.3センチ) 反り3分(1センチ)
直刃(すぐは)仕立て 大切っ先 樋なし
まさに剛刀と呼ぶにふさわしい。
思わず「欲しい」と叫んでしまった。
剛刀、つまり実戦用の刀である。
幕末の頃、こんな実戦刀が必要とされたのか。
必要とされたのなら、ここからは私の妄想だが、
おそらく幕末の志士たちが愛用したに違いない。
パンフレットに、「浜田藩に300振献上」とあるから、
長州戦争での負け戦に使用されたものと思われる。
そんな悲しい歴史があるだろうものの、
刀の素晴らしさは変わらない。
居合で、二尺四寸の直刃仕立ての剛刀を
使ってみたいshiozyなのである。
欲しい。
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