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- 2015.08.04 Tuesday
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わが家の飼い犬は室内犬である。
生後三か月で北海道のブリーダーから空輸されてやってきた。
空港で受け取って、箱を開けたとたん、
私の小指にむしゃぶりついてきた。
母親のおっぱいを探していたのだ。
以来、私を母親だと思い込んでいる。
娘が王子と命名した。
それから12年。
今では爺さん犬である。
とても王子とは呼べない。
だから今では、通称の「おう」と呼ぶ。
湊(そう)が生まれて一か月が経過した。
首の座らない赤子を扱うのはむつかしい。
恐るおそる抱いていたのが、ひと月もたてば慣れてくる。
赤子をあやしながら、「そう、そう」と呼びかけると、
「おう」が飛んでくる。
ミルクをやっていると、「おう」も欲しがる。
構わないでいると、「おう」が吠え立てる。
嫉妬しているのである。
かわいいね、おう爺さん。
秀子さんは右半身まひである。
赤子を抱くのにも不自由である。
左手だけでは不安定。
だから、抱いてあやしても泣き止まない。
私の腕は居合で鍛えている。
抱かれ心地が安定しているからだろう、
私が抱くとスヤスヤ寝る。
秀子さんは嫉妬する。
初孫が出来て、我が家は嫉妬に満ちている。
先日、湊(そう)を撮った写真を整理していると、
奇跡のような一枚を見つけた。
これね。
どこが奇跡かって?
写真をよく見てほしい。
わからない?
まだわからない?
ヒント:右半身まひ
そう、右手でミルクをやっているではないか。
秀子と娘に写真を見せると、
「すごい、すごい、すごい」の大歓声である。
ひとしきり興奮した後、ふと冷静になった娘がこう言った。
「これ、私の手じゃない?」
「この手、指輪をしてるけど、お母さん指輪はしてないよ」
あちゃーーー。
とんだぬか喜びから騒ぎの一幕だった。
初孫が生まれて一か月。
嫉妬やから騒ぎの毎日である。
昨日の宮参りの写真。
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