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    <読書、昨日今日>

    • 2013.03.31 Sunday
    • 15:15

     
    話題作二冊である。


    03-31 abさんご 黒田夏子

    abさんご


    今話題の芥川賞受賞作。

    どんな文体かなと、興味津々で読んでみた。

    横書きひらがな。

    うーーーーーーーーーーん。

    読めない。。。意味が取れない。。。

    たった2頁で断念した。

    読解力がないのかShiozy。

    作者の目論見に反して、漢字の表意力を再認識した一冊となった。

    我こそはと思わん人は挑戦してみるが良いぞ。(笑)



    03-30 夢を売る男 百田 尚樹

    百田 尚樹


    自費出版業界の暴露小説。

    出版社を斬り、売れない作家をこき下ろす。

    ある意味、爽快感があるのだが、一方で苦さが澱のように残る。

    それは「おいおい、同業者をそこまでこき下ろしていいのか」

    という「ためらい」である。

    そこはちゃんと心得た百田さん。

    「元テレビ屋の百田何某(なにがし)みたいに、

    毎日、全然違うメニューを出すような作家も問題だ」

    と自虐してみせるのである。うまいね。


    「夢を売る男」は書き下ろしであるが、

    東野圭吾の「歪笑小説」にどこかよく似ている。

    ともに小説業界の裏側を暴露したもの。

    両著を併せ読めば、小説家志望の人にとって、

    出版業界を知る上でのバイブルとなるに違いない。

    作家を断念させる「毒」も持っているので、

    <危険物注意>でもあるが。。。


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    <今週の読書感想>

    • 2013.03.29 Friday
    • 14:29

     
    今週は読んだ本6冊、感想文3本。


    03-29 『等伯』上下 安部龍太郎

    下巻は一日で一気に読み終えた。

    やはり、最終章「松林図」が圧巻だ。

    狩野派の豪華絢爛さの対極にある「松林図」。

    それは利休の侘び寂びの世界観にも通じる。

    見る人を圧倒する厳しくも冷徹な心象は、

    そのまま等伯の悟りの境地なのだ。

    表現者の生き様を見た。

    等伯

    長谷川等伯の「松林図屏風」はこれね。  東京国立博物館



    03-25 『吉原暗黒譚』 誉田哲也

    警察小説&青春武士道小説で名高い誉田哲也にしては異色な時代小説だ。

    舞台は遊郭吉原。

    その「暗黒譚」というからには、

    さぞかしエログロな世界が展開されるのでは?、と思いきや、

    隠密廻り同心と「くのいち」の活躍という定番のストーリーに加え、

    花魁のレンタルビジネスや二重人格という新要素も加わって、

    読みどころ満載なエンタメ時代小説と言えよう。

    心置きなく楽しめる。

    吉原暗黒譚



    03-23 『幾度目かの最期』 久坂葉子

    「今も惜しまれる元祖天才文学少女、その青春の光と影…。

    十八歳の時書いた作品で芥川賞候補となり、

    そのわずか三年後に列車に身を投げた久坂葉子。」

    この書評に興味がひかれて読んでみた。

    文学少女の繊細な心のありようにのめりこみつつも、

    その横で「いかにも私小説だなあ」と思う自分がいた。

    幾度目かの最期



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    <おもてなし経営企業選>

    • 2013.03.26 Tuesday
    • 15:05

     
    待ちに待った発表が、経済産業省のHP上にたったいま掲載された。

    「おもてなし経営企業選」選出企業 全国で50社だ。

    その一社にサマンサジャパンが選ばれた。

    ↓↓これね。
    おもてなし経営


    昨秋に応募し、一次・二次審査と続き、

    さあいよいよ発表を待つばかりになっていたのだが、

    はたして選出されるのか、蓋を開けてみなければ分らない。

    今日の日を首を長くして待っていたのだ。


    「おもてなし経営」とは、

    (1)従業員の意欲と能力を最大限に引き出し、
    (2)地域・社会との関わりを大切にしながら、
    (3)顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供する経営」
      を「おもてなし経営」と称し、
       地域のサービス事業者が目指すビジネスモデルとして普及を図る。


    まさに、サマンサにうってつけの賞である。

    全国で50社。山口県ではたった一社。

    素晴らしきかなサマンサの「おもてなし経営」である。

    おもてなし経営


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    <久々の夫婦喧嘩>

    • 2013.03.22 Friday
    • 14:08

     
    先日の北九州居合道大会で、

    みンごと<初戦敗退>したShiozyである。

    たった5分の北九州大会。

    しかも、対戦相手は女子である。

    悔しくて夜も眠れないのである。

    反省と後悔の念が交錯して、苛立ちが募る。

    この二年間の修練はなんだったのか。

    自分のふがいなさに腹が立つ。


    腹立ちが自分の中に収まっているうちはいいのだが、

    つい、秀子さんにあたってしまう。

    昨晩の夕食。

    気力が萎えているので、夕食を作る元気がでなかった。

    私はスーパーで買ったアジの刺身。

    秀子さんは、生協の干物カレイ。

    各自一品、という質素極貧栄養バランスなしな食事だった。


    カレイ&アジ
    左:秀子、右:Shiozy


    「あ”〜、で、できん」

    食事を始めると、秀子が叫んだ。

    左手に握ったフォークで、カレイの身をむしろうとするも、

    うまく身が取れない。

    無理に取ろうとすると、カレイがグシャグシャになる。

    そして、秀子の癇癪が爆発する。


    仕方なく、カレイの身と骨をほぐしてやる。

    さ、わしはアジの刺身で一杯、と思った矢先、

    「あ”〜、で、できん」 秀子の癇癪。


    「さ、一杯」

    「あ”〜、で、できん」

    「さ、一杯」

    「あ”〜、で、できん」

    「さ、一杯」

    「あ”〜、で、できん」


    延々とこの繰り返しに、Shiozy切れた。

    ちゃぶ台をひっくり返し たい気持ちをぐっとこらえ

    「ええかげんにしんさい。

    わしゃ飲むヒマがないないぞなもし」

    日頃温厚なShiozyさんが毒づいたのだった。


    秀子さん、淋しそうな顔をして、

    「わ、わたし、ひ、ひだりだけ」

    利き手でない左手だけでは、魚はむつかしい。

    それはよく分ってはいるが、

    落ち込んでイライラしているときは、どうにも自分を抑えきれない。

    つい、秀子にあたってしまうのである。


    すまんのう、秀子さん。

    これからは、わしの機嫌が悪いときは魚料理やめるからね。

    それよりか、機嫌が悪くなるような居合の試合をやめろってか。


    それにしても、夫婦喧嘩は十数年振りではないだろうか。


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    <北九州居合道大会2013>

    • 2013.03.19 Tuesday
    • 11:20
     

    明日(20日)は、北九州居合道大会である。

    千人近くが参加する大大会である。

    昨年の様子ね↓↓
    北九州大会2012


    わが錬心館道場からは模範演技のヨシコ先生とShiozyの参加だが、

    試合に出るのはわし一人。淋しい限りである。

    だがしかし、一人でも出たい。のである。

    それは、初段最後の試合だからである。


    この2月に2段に昇段した。

    北九州大会の申し込みは1月。

    申し込んだ時点ではまだ初段。

    実質2段なのに、初段の部で勝負。

    つまり、「勝てるチャンス」が大きいというわけなのだ。

    ここで勝てなければ、

    未来永劫徹頭徹尾終始一貫現在過去未来勝てないだろう。


    初戦敗退という惨めな結果にならぬよう、

    明日は朝4時起きで頑張るShiozyである。


    昨年の試合結果はこちらね。↓↓(初戦敗退か?)



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    <読書感想二題>

    • 2013.03.14 Thursday
    • 10:48

     
    3月14日読了 『何者』朝井リョウ 新潮社

    何者

    ご存知、直木賞受賞作品である。

    「桐島、」「チア男子」と読んできて、この作品が一番シリアスである。

    就活学生の内面(裏側)をメスで鋭く切り取った、という印象だ。

    未就職学生の緊急雇用対策で文章表現の研修を行ってきた身としては、

    彼らの内面を知る上で大変有意義な一冊だ。

    「君は何者ならん?」

    問われているのは就活生だけではない。



    3月13日読了 『土佐堀川』古川智映子 潮出版社

    土佐堀川

    明治初期の女性実業家広岡浅子の歴史小説。

    三井家から両替商に嫁ぎ家業を立て直す。

    やがて鉱山経営に乗り出し、日本女子大の設立に奔走。

    大同生命の設立に関わるなど、男顔負けの実業家振りだ。

    なかでも、荒くれ者の集団である炭鉱に乗り込んだときに、

    懐に拳銃をしのばせていたという逸話には度肝を抜かれた。

    恐るべし明治女子である。


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    <すばる文学賞>

    • 2013.03.12 Tuesday
    • 11:22

     
    読書メーターの感想文より転載


    『狭小邸宅』 新庄耕 集英社

    狭小邸宅


    昨秋の第36回すばる文学賞受賞作である。

    この36回には格別の思い入れがある。

    弟子の桐矢絹子が応募したからである。

    ソアラサービスの弟子入りプロジェクトに応募し、

    初歩の文書作法から始めて苦節3年。

    とうとう5万字の小説を書き上げるまでに成長したのだ。

    その証しとして、第36回すばる文学賞に応募した。

    残念ながら、候補にものぼらなかったが、

    だがしかし、その情熱たるや立派である。

    桐矢への記念碑として、「狭小邸宅」の新庄耕にも拍手を贈りたい。


    注)桐矢作品は右のカテゴリー「桐矢絹子作品」に一部紹介。


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    <Beフラット>

    • 2013.03.05 Tuesday
    • 10:53
     

    久々に手ごたえのある本に出会った。

    ノンフィクション作家中村安希は、私の娘と同い年だ。

    彼女の著作を読むのは、今はもう見えなくなった娘世代の思いを

    再認識させられるような気がして、心が痛む。

    「物心ついたときには、経済成長なんてすっかり終わっていた。

    就職難も自殺も過労死も、それに無差別殺人だって、

    ごく当たり前の現象として受け入れながら大人になった。」

    娘世代の絶望感が胸に痛い。

    その矛先は、我々親世代に向けられているように思えるからだ。


    そんな彼女が若い国会議員18人にインタビューした本が、

    この『Beフラット』だ。

    インタビューの結末はおおむね次の言葉に収斂する。

    「ある政治家は、若い人は出来るだけ政治に関心を持ち、

    選挙に行って投票すべき、と私に言った。

    反対に私は、もう安易に選挙へなど行くべきでないという気持ちになった。」

    本書の中で実名で登場しない政治家に絶望した、ということだ。

    それは二・三人を除いてすべての政治家を指す。


    政治家の語るビジョンに耳を傾ける部分もでてくるが、

    「なるほど、もっともだ」と共感できるのは、

    むしろ、中村安希が自身の思いを語った部分だ。

    たとえば教育に関して、

    「政府にできることは、勉強したいと思った人が、

    勉強したいと思ったときに、勉強したいと思ったことを、

    勉強できるシステムを整えること。」

    たとえば少子化に関して、

    「ちゃんと育てられないからと中絶してしまう人、

    子どもの虐待がやめられない人、家庭内暴力に悩む人、

    貧困に苦しむ家族や一家心中するほど追い詰められている家族を、

    自己責任と批判して社会から排除し、家庭のなかへ閉じ込め孤立させるのではなく、

    社会全体で責任をとる寛容さと、日本の貴重な人材を拾い上げ、守り、

    育てていく意志が求められている。」


    絶望の先に、あるべき社会像を提示する。

    中村安希に熱いエールを贈りたい。

    「君が国会をめざせ」


    中村安希

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    shiozyの愛飲焼酎はこれ。

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