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- 2015.08.04 Tuesday
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先週は珍しく読書感想を3本も書いてしまった。
せっかくなので、ここに転載しておこう。
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1月24日 「邂逅の森」熊谷達也
マタギの世界を小説としてここまで描ききれた作家はいない。
直木賞・山本周五郎賞を同時受賞しただけのことはある。
前のめりになって読んでしまう秀作である。
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1月26日 「彼女がその名を知らない鳥たち」沼田まほかる
雑誌か何かで、女芸人が推奨していたので読んでみた。
読むのが苦痛だった。
十和子の罵倒が延々と続くからだ。
たとえばこんな具合だ。
「野卑、下品、下劣、卑小、卑屈、貧相、滑稽、粗野、不潔、小心
ーー死ネ、オマエナンカ、死ネ。」
本の帯にはミステリーとあるのに、
どこがミステリーじゃ、と毒づいてしまった。
中ほどで刑事が登場し、やっとミステリーらしくなってきたかなと思ったが、
それも尻切れトンボ。
沼田まほかるらしいホラー小説と読むべきか。
結末はブラックジョークとしか思えなかった。
まほかるの術中にハマったか。
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1月28日 「漂白の牙」熊谷達也
「邂逅の森」にハマって、熊谷達也作品を一気読みした。
マタギ、サンカ、オオカミ、クマ、自然界と対峙する人びとの
民俗的生き様を活写した熊谷達也に拍手である。
それにしても、これまで彼をなぜ見逃していたのか。
芥川賞・直木賞作家はきっちりチェックしていたはずなのに。。。
見逃した原因は?
そうだ、妻が脳梗塞で倒れて、
会社経営から引退し主夫業に専念していた時代、
それはちょうど十年前のことだが、
私にとって「読書空白期間」だったからだ。
あの頃は本を一冊も読む気力がなかったなあ。
遅ればせとはいえ、熊谷達也に出会えたのは僥倖である。
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なんだかまた長いこと更新していない。。。
空白の間つなぎに、読書メーターの感想などを転載しておこう。
本日書いた「ことり」@小川洋子の読後評である。
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小川洋子の文体を、
私的独断偏見尊敬の念を持って「静かな文体」と呼んでいる。
小川洋子のモチーフに、「閉ざされた空間」というのがある。
「猫を抱いて象と泳ぐ」で描かれたチェス盤の下、あるいはからくり人形の中、
という設定に見られるように、小川洋子の内面には抜き差しならぬものとしての
「閉ざされた空間」がある。
この「ことり」もしかりである。
兄弟二人きりの家、鳥小屋、ゲストハウス。
置かれた状況は常に閉ざされている。
その閉ざされた空間にささやかな幸せが光りこんでは消えていく。
小川洋子の「静かな文体」の真骨頂である。
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年末に大量の本をネットで注文した。
年末年始、読書三昧しよう、と思ったからだ。
ところが、待てど暮らせど本が届かない。
調べてみると、注文8冊のなかの二冊が「取り寄せ」になっていた。
ネットショップの仕組み上、8冊全てが揃わないと発送とはならないようだ。
注文時では「在庫有り、2〜3日内に発送できます」となっていたのに、
注文したら「在庫切れ、お取り寄せいたします」に変わってしまった。
早く言ってよーー。という仕打ちにあったのだ。
で結局、届いたのは昨日10日。
↓↓これね。
年末年始、読書のおあずけを食らって、
手持ち本の再読、再々読に明け暮れたShiozyであった。
さあ、今日から新たに新春の読書週間幕開けである。
ふふふ、読みたい本がどっさりあるって、最高にしあわせ。
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年賀状は出さない。
紅白は見ない。
初詣は行かない。
年末年始、非国民のShiozyである。
このスタイルを守って二十数年であるが、
今年は初めて禁を破った。
初詣に行ったのだ。
秀子と手に手を取っ家内安全祈願、
と言いたいところだが、さにあらず。
「刀祈願」である。
錬心館道場の面々と刀を持参してのお参り。
↓↓これね。(長束神社宮司さんも門下生5段)
袴・足袋・雪駄姿は身が引き締まる。
正月は和装がいいのう。
この二十数年間で初めて「非国民」を脱したShiozyであった。
詳細は錬心館道場のブログでね。
年賀状代わりのごあいさつ
謹賀新年 今年もよろしくです。
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