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    <期日前投票>

    • 2009.08.29 Saturday
    • 18:05

    昨晩風呂上りにビールを飲みながら、ブログを書こうとした。

    そしたら、たぶん読者さんの誰かがShiozyに呪いをかけたのだろう。

    ビールが入ったコップが突然倒れたのだ。

    ビールの一杯くらい惜しいとは思わないが、

    コップの横にノートパソコンがあったのだ。

    ノートパソコンがビールの洪水に襲われて、酔っ払ってしまったのさ。

    昨晩からキーボードの動きが酩酊している。

    特にキーボードの左3分の1が酔っ払いだ。

    キーボードを押し込んでも下がらないし、siftキーやCtrlキーが利かない。

    仕方がないので普段使わない右側のキーを使いながら入力している。

    キーが二つあってよかったなあと、パソコンの設計者を誉めてみる。


    だから、今日はパソコンを開く気力がなかった。

    気力がないから、選挙の期日前投票に行ってみた。

    投票したくても、選択肢がない。

    投票してもしなくても、選挙結果がわかっている。

    それでも投票したのである。


    おそらく、投票日前の新聞社の整理部さんでは

    こんな予定稿の見出しが用意されているはずである。


    「民主党大勝利 政権交代実現」


    投票当日の出口調査を待たずとも、投票日前に結果がわかっている。

    そんな選挙に一票を投ずる意義があるのか?

    へそ曲がりのShiozyは、世論に棹差してみたいと思ったのだ。


    実はこれまで60年の人生の中で、

    たった1回しか選挙権を行使しなかったShiozyである。

    たった1回は、この方の選挙のときである。


    今回は、政権交代・二大政党論の大号令の下、

    民主党に雪崩を打った投票行動が現出する。

    まあ、自民党には少しお灸をすえたいよね、という気持ちはわかる。

    だがしかし、民主党と自民党しか選択肢がない社会というのは

    本当に健全だと言えるのだろうか?

    政策によっては自民党以上にタカ派な民主党である。

    わしから言わせれば、








    目くそ鼻くそ


    である。


    目くそも鼻くそも選びたくない。


    ということで、本日の期日前投票は


    小選挙区→選択肢がないので白紙 と書いて投票した。

    比例代表→民主と自民には入れたくないので、社民党 と書いて投票した。


    社民党にはうらみつらみもあるのだが、「護憲」の一点においての支持である。

    まあ、むなしい抵抗だとはわかっているが、

    「政権交代・二大政党論」には組したくないShiozyの意地である。


    さあ、明日は投票に行きましょう。

    わしは明日は早朝から草刈りボランティア@団地行事である。


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    <熱い夏、怠惰な夏>

    • 2009.08.28 Friday
    • 13:50

    昨年の今頃は、ちょー忙しかった。

    忙しいというより、ワクワクドキドキな毎日が続いていた。

    昨年の今頃はどういう動きをしていたかというと、

    その動きをブログタイトルで追ってみると良くわかる。


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    8月26日 伏して御礼 (瞬間風速ヒット商品No1)

    8月27日 ただいまTV取材中

    8月28日 明日書店販売開始

    8月29日 安芸高田でスタート

    8月31日 挿絵展閉幕

    9月2日 テレビ放映

    9月4日 書店訪問

    9月5日 番宣@広島テレビ


    出版キャンペーンをブログを媒体に展開する。

    初めての試みに一喜一憂する毎日だった。

    スリリングな日々を送っていたのだなあと、我ながら感心するのである。

    それに引き換え、今年の夏は何か知らん怠惰な夏を送ったように思えてならない。

    昨年とどこが違うのか?








    禁煙したせいだとは思いたくない。。。


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    <熱い夏、怠惰な夏>

    • 2009.08.28 Friday
    • 13:50

    昨年の今頃は、ちょー忙しかった。

    忙しいというより、ワクワクドキドキな毎日が続いていた。

    昨年の今頃はどういう動きをしていたかというと、

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    <禁煙5ヶ月目>

    • 2009.08.26 Wednesday
    • 16:54

    早いものでもう禁煙5ヶ月目に入った。

    それまで一日50〜60本も喫っていたのが、ウソみたいだ。

    今ではタバコが喫えなくてイライラする、ということもなくなった。

    喫わなければ喫わないですむものだなあと、不思議な思いである。


    禁煙して良かったこと。

    それは朝起きて歯を磨くとき、必ずオエッと吐きそうになっていたのが、

    なくなったことである。

    禁煙すると、食事が美味しくなったという人が多いが、

    わしの場合もともと少食で食自体が貧相なのでそれはあまり感じない。

    食べるものが美味しくなったという実感がないので、

    禁煙して良かった手ごたえがあまりないのである。。。


    禁煙して困ったこと。

    それは花粉症でもないのに、鼻水がタラッーと垂れるようになったことである。

    理系に弱いShiozyが「科学的に」考察するに、

    それまでタバコのニコチンやタールで保護されていた鼻の粘膜が、

    徐々にきれいに洗われて初々しくなったせいだと推測される。

    いわば、鼻の粘膜が無防備になったからだろう。

    おかげで、家の中では鼻の穴にティッシュを詰めている毎日だ。

    息苦しくてしょうがない。


    こう息苦しいのなら、もう一度喫煙を再開しようかなどと考えてしまうのだ。


    あなたは「鼻水タラッー」を選びますか?

    それとも「肺がん」を選びますか?


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    <政党一致度調査2>

    • 2009.08.23 Sunday
    • 16:39

    昨日の「政党一致度調査」のコメントに、

    不一致度ワースト3の自民党31%というのは驚きだ。

    Shiozyなら10%以下だと思っていました。 (by クロス)

    というツッコミが入った。

    うむぅ、これは自分でも不思議に思ったのだった。

    わしと自民党の一致点が3割もあるとな??? 

    そ、そんなはずがない。。。


    いっぽう、読売の「ボートマッチ」もなかなかの出来ですよ。と

    ohkoshiさんが教えてくれた。

    で、読売ならどうよ。ということで、やってみた。


    ↓↓結果はこれね。
    【画像:304404.jpg】













    社民、共産、民主が高一致。

    いっぽう、自民党はといえばワーストワン。

    27ポイントで不一致。

    一致点は2ポイント。

    一致率7%であった。

    2ポイントも一致点があったのは、やや不満であるが、

    それにしても読売の調査で最適解が現れるとは。。。

    一番きらいな新聞なのにぃぃぃぃ。


    と、ここまで書いてアップしようと思って、

    ふとこのブログを見に行ったら、

    この方も政党一致度調査をやっていた。

    その中の一文にこんなフレーズがあった。

    「私はShiozyさんと違って、社民党にも存在の意義があると思っているから。」


    ふむ、これはなんらかの反応をしないといけないなあ、と思い、

    明日は「社民党を切る」というブログを書くことにしよう。

    ついでに共産党も切ってやることにする。


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    <右脳左脳>

    • 2009.08.20 Thursday
    • 10:28

    昨晩は寝苦しくて何度も目が覚めた。

    目が覚めると、枕元に転がっている文庫本をさぐる。

    たまたま手に触れた本を読み出す。

    昨晩のたまたま本は、向田邦子のエッセー集だった。

    『霊長類ヒト科動物図鑑』文春文庫である。


    もう何度もなんども繰り返し読んでいるので、ボロボロの文庫だ。

    内容は熟知しているものばかりだ。

    一行読むと、そのあとの展開をすべて思い出せるほどだ。


    し、しかし、この一文だけは、

    すんなり腑に落ちるときと、

    意味がわからんと思うときの、

    二通りのケースがあるのである。

    昨晩は、「意味がわからん」日だった。

    それで目が覚めてしまい、眠れなくなったのだ。


    それはどんな一文かというと、


    「懐中電灯で懐中電灯を探すことはないのである。」


    この一文に至る流れを簡単に記すと、

    停電のとき、いつもの場所に置いてあるはずの懐中電灯がない。

    別の場所に置いたのだと思い出して、真っ暗な中そこへ行こうとして、

    もうひとつ予備の懐中電灯を置いておかねばと思った。

    そこで、はたと気がついて、

    「懐中電灯で懐中電灯を探すことはないのである。」となるのである。



    えっ、懐中電灯を探すのに懐中電灯が必要だろう。

    真っ暗な中、手探りで行くより懐中電灯があったほうがいいだろう?

    昨晩はこう思ったのである。

    以前読んだときは、「そうだその通りだ」と納得したはずだが、

    なぜ納得したのだろう?

    眠れなくなったのである。。。


    今朝起きて、寝不足の頭で考えた。

    原因は、右脳と左脳の違いである。

    右脳が働いてるときは、この文章がすんなり理解できるのである。

    それはつまり、映像としてイメージできるかどうかによるのである。


    向田邦子が懐中電灯を持って懐中電灯を探している図を思い浮かべる。

    懐中電灯を持っている映像が浮かんだ瞬間、












    「懐中電灯を探す必要がない」  ことに気づくのである。


    ところが、左脳だけで理解すると、

    文意のみを理解しようとしてしまうので、

    意味がわからん状態になるのである。


    昨晩のわしは「左脳人間」だったようだ。

    右脳もたまには使わないとね。(汗)


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    <右脳左脳>

    • 2009.08.20 Thursday
    • 10:28

    昨晩は寝苦しくて何度も目が覚めた。

    目が覚めると、枕元に転がっている文庫本をさぐる。

    たまたま手に触れた本を読み出す。

    昨晩のたまたま本は、向田邦子のエッセー集だった。

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    もう何度もなんども繰り返し読んでいるので、ボロボロの文庫だ。

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    し、しかし、この一文だけは、

    すんなり腑に落ちるときと、

    意味がわからんと思うときの、

    二通りのケースがあるのである。

    昨晩は、「意味がわからん」日だった。

    それで目が覚めてしまい、眠れなくなったのだ。


    それはどんな一文かというと、


    「懐中電灯で懐中電灯を探すことはないのである。」


    この一文に至る流れを簡単に記すと、

    停電のとき、いつもの場所に置いてあるはずの懐中電灯がない。

    別の場所に置いたのだと思い出して、真っ暗な中そこへ行こうとして、

    もうひとつ予備の懐中電灯を置いておかねばと思った。

    そこで、はたと気がついて、

    「懐中電灯で懐中電灯を探すことはないのである。」となるのである。



    えっ、懐中電灯を探すのに懐中電灯が必要だろう。

    真っ暗な中、手探りで行くより懐中電灯があったほうがいいだろう?

    昨晩はこう思ったのである。

    以前読んだときは、「そうだその通りだ」と納得したはずだが、

    なぜ納得したのだろう?

    眠れなくなったのである。。。


    今朝起きて、寝不足の頭で考えた。

    原因は、右脳と左脳の違いである。

    右脳が働いてるときは、この文章がすんなり理解できるのである。

    それはつまり、映像としてイメージできるかどうかによるのである。


    向田邦子が懐中電灯を持って懐中電灯を探している図を思い浮かべる。

    懐中電灯を持っている映像が浮かんだ瞬間、












    「懐中電灯を探す必要がない」  ことに気づくのである。


    ところが、左脳だけで理解すると、

    文意のみを理解しようとしてしまうので、

    意味がわからん状態になるのである。


    昨晩のわしは「左脳人間」だったようだ。

    右脳もたまには使わないとね。(汗)


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    <初 盆>

    • 2009.08.15 Saturday
    • 15:22

    今年は初盆である。

    しかも初盆がふたつなのである。

    1月に実母が亡くなり、6月に義母が亡くなった。

    初盆がふたつ重なって、北九州と島根を掛け持ちしないといけないなあ、

    そんな心配をしていたら、お寺さんの都合で、

    13日午前中@島根、

    14日昼@北九州と日程が決まった。


    義母の初盆は朝9時から始めるという。

    実家に泊まりたがらないという変な秀子なので、

    とても当日朝から出かけたのでは間に合わない。

    ということで、初盆のお参りはパスさせてもらった。


    14日は朝早くから北九州へ走った。

    交通渋滞もなく予定通り1時間前に到着した。

    四十九日以来久々に、妹一家と再会した。


    わたしの顔を見るなり、妹が怒り出した。

    「秀子さんのお母さんが亡くなったことを、ちゃんと知らせてくれなくっちゃ。

    わたしは友達からその事実を教えてもらって、赤っ恥をかいたよ」


    妹の友人に、Shiozyのブログ読者さんがいるらしい。

    妹がその人に「初盆で実家に帰ってきます」と挨拶したら、

    「お兄さんの奥さんの実家も初盆ですねえ」と言われて

    「・・・・?」なんの話か理解できなかったという。


    その読者さんから、実はかくかくしかじかと聞いたいきさつは、

    島根で一人暮らしをしていたおばあちゃんを、

    広島に引き取って秀子さんと一緒に暮らしていたが、

    急に容態が悪化して、2ヵ月半の入院生活の末とうとう亡くなったというもの。


    それにしても、よく読んでくださってる内容に感心したのだが、

    妹的には、自分の身内の話を友人から教えてもらうというのは、

    なんだか兄弟仲が悪くて没交渉みたいに思われてしまう。

    機嫌が悪いのである。


    お前もブログくらいやれよ。と言ってみても、まるでネット音痴の妹には、

    ブログってどこで買えばいいの?というレベルの人なのである。


    まあ、これからの我が家の状況はその友人読者さんから聞くがよいぞ。

    友人読者さんの名前を聞くのを忘れてしまって、返す返すも残念である。

    これを読まれたら、ぜひコメントしてほしいものである。



    さて、14日は宮島の花火大会であった。

    夕方になると付近の道路は大渋滞して、家に帰れなくなる。

    ということで、実家滞在2時間。

    速攻で帰宅したのだが、廿日市ICを出て、家まで通常10分の距離が、

    なんと1時間近くかかってしまった。

    それでもどうにか無事帰宅して、ほっと一息どっとお疲れモードのShiozyなのであった。


    宮島花火を見に出る元気もなくて、我が家の二階からかろうじて見えた花火を

    ケータイにおさめたのだった。

    ↓↓ちょうど水平位置にみえる宮島花火
    【画像:301742.jpg】
















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    <寝苦しい夜>

    • 2009.08.12 Wednesday
    • 10:11

    あち”い。 寝苦しい夜が続いている。

    基本的にエアコンが嫌いである。 わしは扇風機派である。

    しかし、こう蒸し暑いと、

    風呂上りなどにはしばしエアコンが恋しくもなる。

    昨晩はエアコンのある居間では、秀子さんが韓流ビデオを鑑賞していた。

    風呂上りのわたしは仕方がないので、二階のエアコンがある部屋、

    それは秀子さんの寝室であるが、そのベッドで本を読んでいた。

    エアコンのおかげで心地よくなったせいか、

    そのまま秀子のベッドで寝込んでしまった。


    どれくらい時間がたったのだろう。

    秀子が寝室に上がってきて、わたしを揺り動かしてこう言った。







    「か、帰って」


    自分の部屋に戻れ、という意味なのだろうが、

    「帰れ」はないじゃろう。。。(わしは夜這いか)


    自分の家から帰れと言われてもなあぁぁぁ。

    秀子さんに少しイジワルをしてやろうと思って、

    「わしもたまにはエアコンのある部屋で寝る」とスネて見せたら、

    一階に降りてしまった。

    ありゃ、怒らせてしまったかな?

    心配していると、また二階に上がってきた。

    何やらをひこずる音がする。

    そして隣のわたしの部屋に入って行った。


    ありゃ、わしの部屋で寝るつもりか?

    そう思っていると、また戻ってきて、

    「か、帰って」 と言う。

    ここは仕方なく秀子さんに従っておこう。

    ということで、隣の自分の部屋に行くと、

    そこには一階から持ってきた扇風機が回っていた。


    片手で手すりをつかまえながら階段を上るだけでも、

    そんなにたやすいことではないのに、

    扇風機を持ってどうやって上がって来たのだ。

    かなり高度なテクニックを駆使したようだ。


    扇風機を回してやったから、自分の部屋で寝ろ。

    こう言いたいのはわかる。

    とても親切なことでもある。

    しかし、秀子さん。


    開けた窓の外のベランダには、

    あんたの部屋のエアコンの室外機が置いてあるのですよ。

    せっかくの扇風機ですが、入ってくる風は


    室外機の熱風なんですからあああああ。


    Shiozyは寝苦しい夜が続くのである。


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    <現場ぢから2>

    • 2009.08.10 Monday
    • 17:00

    交通誘導歴20年、という人に話を訊いた。

    「永年勤続20年表彰」の秘訣は、そこを通行する歩行者やドライバーからの

    「ご苦労さま」という小さな一言だった。

    これは交通誘導のベテランだからこそ言えることであっって、

    果たして若い人たちは納得できる話なのであろうか?

    こんな疑問がわいて、パーティ会場にいる若い警備員を探したのである。

    会場の隅のテーブルに、たったいま仕事が終わって

    急いで駆けつけましたという風情の若者がいた。

    だれと話をするでもなく、ただ黙々と料理をつまんでいる。

    顔一面が真っ黒に日焼けしていて、

    ベテランのような上と下を区切る境界線はまだできていない。

    日焼けの仕方もまだ若輩というわけだ。


    わたしは彼の横に坐って話しかけた。

    警備員になってどれくらいたつの?

    「・・・・・」

    知らないおっさんが突然話しかけてきて、彼は驚いている。

    だがしかし、会社関係のだれかだろうと思い直したのか、

    「先月入社したばかりです」

    「そう、誘導員の仕事に少しは慣れた? きつくない?」

    会社のオエライさんから質問されていると勘違いして、

    急に緊張しまくる彼。

    「ええまあ、少しきつい、、、いえ、だいじょうぶです」

    しどろもどろの返事である。


    警備業界に勤める人たちは、概して寡黙である。

    問いかけても、はいとかいいえがせいぜいである。

    そんな人へのインタビューはとてもむつかしいのであるが、

    それでもこんな事情を聞きだしたのである。


    30歳の彼は、この3月まで北九州にある大自動車工場で

    期間工として勤めていた。

    ご多分にもれず、彼も「雇い止め」を食らって、

    実家がある下関に帰ってきた。

    職安で職探しをするものの、職が見つからない。

    30歳の自分でさえ見つからないのだから、

    一緒に働いていた50代の人たちはもっと大変だろうな。

    初めのころは同僚を思いやる余裕もあったが、

    だんだん焦りを感じだした。

    そろそろ失業給付が切れる7月に入って、

    「新会社発足に伴う社員募集」というパソコン画面に出くわした。

    それがこの会社の交通誘導の仕事だった。

    まだひと月もたたない新人なので、

    炎天下に立ちっぱなしという仕事は正直きつい。

    ちょっと長めの交通遮断をすると、ドライバーに怒鳴られたりする。

    そこをうまく裁く先輩たちは、すごいなと思ったりもする。



    このへんまで話を聞きだしたところで、パーティはお開きになってしまった。

    まだまだ聞きたいことがたくさんあるぞ。

    せっかく語りだした彼の話を中途で終わらせたくはない。

    ということで、二人で二次会に行ったのだった。

    しかし、悲しいかな二人とも下関の飲み屋を知らない。。。

    駅前をうろついてはみたものの、そして店はたくさんあるものの、

    勝手様子がわからない。

    そこへ私のケータイが鳴った。

    「いまどちらです? 社長が次の店でお待ちです」とのこと。

    社長からのお誘いを袖にするほどの度胸はない。

    仕方がないので、その彼を連れて二次会へ行ったのである。

    その店には、社長以下役員さん部長さんたちが勢ぞろいしている。

    新人の彼にしたら、初めて見る顔ばかりだろう。

    緊張して一番隅っこに隠れるように坐った。

    小一時間の間が流れて、二次会から抜け出て、また彼との話再開である。

    小さな日本料理屋さんに入って、刺身をつまみながらの会話である。


    大工場のラインから警備員への転身、

    それは自分的には残念なことなのかなあ?

    こう問いかけると、

    最初はそういう思いもありました。

    日本を代表する自動車産業に、期間工とはいえ安定的に勤められて

    それなりに充実した人生でした。

    しかし、人はあっけなく捨てられるのだなあと、今回の件でわかりました。

    入社したばかりで、この仕事をやっていく自信はまだありませんが、

    この会社は「ちょっといいかも」と思ったりしてます。


    えっ、どんな点が「ちょっといいかも」なんだ?


    だって、入社1ヶ月にもならないボクを設立パーティによんでくれて、

    そのパーティでは「勤続20年」の人が表彰されて、

    パーティに参加したみんなが和気藹々と話をしていて、

    だれか知らない人が酒を飲ませてくれて、ボクの話を一生懸命聞いてくれて、

    なんだかわからないけれど、「家族」みたいな雰囲気が感じられて、

    工場のラインとは違った「温かさ」があるような気がします。


    ふむ、なかなかいいところを見ているじゃないか。

    30歳の彼がこの会社に骨をうずめる。

    それはつまり、彼が結婚して子供をもうけて家庭を築いて

    永年勤続を表彰されるまで勤め上げることを意味するのだが、

    これを具現化することこそが、会社の責務であるように思うのだ。


    彼のような人にこそ、ずっと働いてほしいものである。

    若い<現場ぢから>が、会社の原動力だと思うからだ。



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