「言論の自由」は守られねばならない。
自明の理である。
誰かが「Shiozyはアホだ」と言ったからといって、
わしはその人を抹殺するわけにはいかない。
心の中は怒りに燃えたぎっていても
笑いながら「そうかもね」と返さざるをえない。
これが民主的な日本のルールである。
このルールを百も承知で、それでもなお、
ある言論人に石を投げたい衝動に駆られるのである。
個人の言論の自由に対して、石を投げるという行為はファッショである。
良い子のみなさんはマネをしてはいけない行為である。
だから石を投げたつもりの罵倒を書くことにしよう。
ある言論人とは、航空幕僚長を解任された田母神俊雄のことである。
彼が広島で講演するという。
普段なら「おっさんすきに講演しんさい」と聞き流しているのだが、
広島講演は8月6日だという。
おいおい、ちょっと待てよ。
広島市民をなめるんじゃないぞっ。
一気に沸点に到達したのだ。
問答無用で石を投げたい衝動に駆られたのだった。
ま、ま、冷静になれよShiozy。
感情でものを言っては、だれも支持してはくれないぞ。
自分で自分を説得するShiozyなのである。
ここは田母神発言を逐一採り上げて、その反論を試みるという作法もあるのだが、
田母神発言はなんだかばかげてうさんくさげで採り上げる気にもならない。
田母神はShiozyと同世代(たぶん同級)である。
同世代にはこういうやつが結構多いのである。
こういうやつ、とはどういうやつか?
もし興味本位で田母神の講演に行ってみようと思う人がいたら
これからShiozyのいう点を頭に入れて聞いてほしい。
こういうやつとは、
いいか悪いか。
正か邪か。
敵か味方か。
いい国か悪い国か。
持つか持たないか。
したかしないか。
自虐か他虐か。
主語は核とか侵略戦争とか主権とかさまざまに使い分けるが、
この人の本質は、
単純な
「価値二元論」である。
同世代の典型的なアホである。
アホはアホでいいのだけれど、こんなアホが
日本の軍隊のトップにいたのである。
彼を笑い捨てる以前に、背筋が寒くなる話ではないか。
日本の軍隊のトップとは、せいぜいこのレベルなのである。
こいつらが「日本も核を持て」と言う。
「核兵器は絶対に使われることのない兵器だが、
持つか持たないかで国際的な発言力が全然違う。
日本のために核武装すべきだと考えており、
講演ではそこに触れることになると思う」
(田母神発言:6月23日付中国新聞から引用)
使わない兵器をなぜ持つのだ?
持つだけで発言力が違うというが、持つのは君みたいなアホが幹部の軍隊が持つのだよ。
日本の発言力以前に、日本そのものが滅びるような気がするのだが。
AかBか
白か黒か
やるかやらないか
二者択一の論理は明快で小気味いい。
小泉純一郎さんの姿だね。
小泉や田母神のように、
いまみなが小気味よく二元論で社会を語ろうとする。
この思考方法が、たぶん一番危険なのじゃないかと思うのだ。
ぼくは昨日正義だったけど、
今日は悪かもしれない。
ぼくは昨日人を救ったけど、
今日は人を傷つけてしまった。
ぼくは昨日人を愛したけど、
今日のぼくは石を投げたい心境だ。
ひとはみな、そんなジグザグな人生を生きているんだよね。
田母神よ、人生や社会を二元論で語るな。参考ブログ
この方も、
この方も、
この方も、田母神について書いています。
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