スポンサーサイト

  • 2015.08.04 Tuesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    <ギリギリ>

    • 2008.06.29 Sunday
    • 14:30

    私のパソコンのデスクトップに、小さなテキストファイルがある。

    いつかブログネタに使おうと思って保存しておいたファイルだ。

    3月半ばに保存したこのファイルは、ずっと開かれることなく、

    ひっそりとデスクトップの上に存在した。

    それが今日、やっと開かれたのだ。

    ファイルの中身はこんな内容だ。

    -------------------------------

    女性:よく働くアリと、遊んでばかりのキリギリス。

         適当に働いて、適当に遊んでるアリギリスの私だったけど、

         最近なんだかギリギリス。ギースチョン…

         アラームのスヌーズとハモる自分のいびきで目が覚めて、

         朝起きるのもギリギリス。会社に着くのもギリギリス。

         締め切りに間に合わせるのもギリギリス。

         資格試験も合格ギリギリス。

         洋服買えるお値段ギリギリス。

         去年のスカート、ウエストがギリギリス。

         真剣に友達に忠告してあげたい、

         でも、だけど…お節介のはざまでゆれる人情もギリギリス。

         電車のドアに貼り付いたギリギリ人の孤独。

         仲間を求めるギリギリ族のギリギリの行列。

         ストレス解消にギリギリの待ち時間。

         こだまするギリギリスの声。

         世の中あちこち

         ギリギリぎりぎり。

         今日歯医者さんに行った。


    先生の声:「はーい、ギリギリギリギリギリ…」


    女性:ふぅ、今日も1日ギリギリだったなー。

          でもね、家のトイレだけは余裕です。


    ナレーション:

        ギリギリスのあなたに使って欲しい。

        使うとき、わずか約6秒で暖める

        新・瞬間あったかトワレ。

        電気代も9年前と比べて、年間約6,000円節約するから、

        お財布のギリギリスも、鳴きやみむかもしれません。

        エコアイディア Nationalです。

    -------------------------------

    ナショナルの温水便座のラジオCMの台本である。

    ストレートに商品情報を語らずに、

    あわただしい現代人の生活観を「ギリギリ」という言葉に託して語る。

    そしてその「ギリギリ」の語感リズムが素晴らしい。

    いつか私もこんな文章を書いてみたい、と思って保存していたのだった。


    今では、保存したことさえ忘れていたが、

    本日の中国新聞11面読書欄に、このCMの作者が登場したのだ。

    山口県防府市出身の女流詩人「林木林(はやしきりん)」さんだ。

    ↓↓こんな紙面ね。
    【画像:159459.jpg】










    彼女は自作詩の朗読「詩のボクシング」優勝者でもある。

    彼女の朗読を聞いてみたいものだ、と思っていたら、

    上のラジオCMの朗読がネット上で公開された。

    自作自演のCMなのである。

    ↓↓どんな声か興味がある方はこちらをお聞きください。(アンニュイな声だ)
    ラジオCM


    私が彼女の存在をなぜ知っているかというと、

    じつは彼女は






    山口ブログの住民なのである。

    活躍の場は東京なのに、郷里の山口を忘れない。

    まだまだ小さなコミュにテーに過ぎない山口ブログに、律儀に登録してくれる。

    その気持ちのあり方にも拍手を贈りたいと思うのである。


    彼女のブログはこちら
    「ぽえむや_〆J^-^J* 林木林(はやしきりん)の詩的な日記」




    しばらく告知を続けます。
    ------------------------------------

    河野美代子☆出版記念パーティ

    ●日時:7月24日(木)19時〜21時

    ●会場:広島県民文化センター内 鯉城会館

    〒730-0511 広島市中区大手町1丁目5−3
    TEL 082−245−2322

     地図はこちら


    ●会費:5,000円 <<飲み放題>> ←ここが大事。

    河野先生の新刊書『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』プレゼント付きです。

    ●お申し込みは

    お名前(ハンドルネームでも可)、メールアドレスを明記の上、
    Shiozy@塩崎までメールでお申し込みください。
    shiozy@3kan.net  (お手数ですが、コペピしてください)


    なお、パーティと銘打ってますが、実態はオフ会みたいなもの。
    楽しい会にしたいと思いますので、気軽な服装でお越しください。

    ------------------------------------
    ↑↑この開催要項をコペピして、皆さんのブログに告知していただけると幸いです。


    ------------------------------------------------

    コラボは7月のお題募集中です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <欠席届>

    • 2008.06.28 Saturday
    • 15:25

    三年B組のShiozyさんは、本日二日酔いのためブログ欠席です。

    Shiozyさんの給食は、だれか替わりに食べてもらってください。





    しばらく告知を続けます。
    ------------------------------------

    河野美代子☆出版記念パーティ

    ●日時:7月24日(木)19時〜21時

    ●会場:広島県民文化センター内 鯉城会館

    〒730-0511 広島市中区大手町1丁目5−3
    TEL 082−245−2322

     地図はこちら


    ●会費:5,000円 <<飲み放題>> ←ここが大事。

    河野先生の新刊書『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』プレゼント付きです。

    ●お申し込みは

    お名前(ハンドルネームでも可)、メールアドレスを明記の上、
    Shiozy@塩崎までメールでお申し込みください。
    shiozy@3kan.net  (お手数ですが、コペピしてください)


    なお、パーティと銘打ってますが、実態はオフ会みたいなもの。
    楽しい会にしたいと思いますので、気軽な服装でお越しください。

    ------------------------------------
    ↑↑この開催要項をコペピして、皆さんのブログに告知していただけると幸いです。


    ------------------------------------------------

    コラボは7月のお題募集中です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <欠席届>

    • 2008.06.28 Saturday
    • 15:25

    三年B組のShiozyさんは、本日二日酔いのためブログ欠席です。

    Shiozyさんの給食は、だれか替わりに食べてもらってください。





    しばらく告知を続けます。
    ------------------------------------

    河野美代子☆出版記念パーティ

    ●日時:7月24日(木)19時〜21時

    ●会場:広島県民文化センター内 鯉城会館

    〒730-0511 広島市中区大手町1丁目5−3
    TEL 082−245−2322

     地図はこちら


    ●会費:5,000円 <<飲み放題>> ←ここが大事。

    河野先生の新刊書『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』プレゼント付きです。

    ●お申し込みは

    お名前(ハンドルネームでも可)、メールアドレスを明記の上、
    Shiozy@塩崎までメールでお申し込みください。
    shiozy@3kan.net  (お手数ですが、コペピしてください)


    なお、パーティと銘打ってますが、実態はオフ会みたいなもの。
    楽しい会にしたいと思いますので、気軽な服装でお越しください。

    ------------------------------------
    ↑↑この開催要項をコペピして、皆さんのブログに告知していただけると幸いです。


    ------------------------------------------------

    コラボは7月のお題募集中です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <負けるケンカ>

    • 2008.06.27 Friday
    • 14:07

    本日より、地元中国新聞で、重松清の小説連載が始まった。

    タイトルは「かあちゃん」。

    短編6部構成で、8人の「かあちゃん」の生き様を綴るという。

    挿絵も8人の画家が書き分けるという意欲作だ。

    どんな「かあちゃん」が登場するのか。

    大の重松ファンとしては、興味津々である。


    で、本日の第一回を読んだ。

    33歳という若さで夫に先立たれた母子のシーンだ。

    ここでストーリーを書くわけにいかないので、詳しくは書かないが、

    読後の感想は、、、、











    短い。短すぎるーーー。
    次を読ませてくれーー。


    であった。


    新聞の連載小説というのは、すぐに読めてしまうが、

    読み出すと次が気になってストレスが溜まる。

    「次が読みたい」衝動が読者をひきつけるのですよと、

    新聞社の狙い通りなのがしゃくにさわる。


    かくなるうえは、

    今日読んだ重松第一回作品の続きを、

    自分で書いてみようか、などという大それた妄想が浮かんだ。


    「向田遊び」の重松版だ。

    今日読んだ続きを自分で書いて、

    明日の重松作品と比べてみる。


    うむぅ、負けるのは目に見えているな。。。

    「負けるケンカは売らない」のが正解か。


    それにしても続きが気になる。明日まで待てんぞ、中国新聞。



    しばらく告知を続けます。
    ------------------------------------

    河野美代子☆出版記念パーティ

    ●日時:7月24日(木)19時〜21時

    ●会場:広島県民文化センター内 鯉城会館

    〒730-0511 広島市中区大手町1丁目5−3
    TEL 082−245−2322

     地図はこちら


    ●会費:5,000円 <<飲み放題>> ←ここが大事。

    河野先生の新刊書『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』プレゼント付きです。

    ●お申し込みは

    お名前(ハンドルネームでも可)、メールアドレスを明記の上、
    Shiozy@塩崎までメールでお申し込みください。
    shiozy@3kan.net  (お手数ですが、コペピしてください)


    なお、パーティと銘打ってますが、実態はオフ会みたいなもの。
    楽しい会にしたいと思いますので、気軽な服装でお越しください。

    ------------------------------------
    ↑↑この開催要項をコペピして、皆さんのブログに告知していただけると幸いです。


    ------------------------------------------------

    コラボは7月のお題募集中です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <三つの通り名を持つ女>

    • 2008.06.26 Thursday
    • 12:03

    ローザ・ルクセンブルグ。

    ドイツ革命の女性指導者である。

    武装闘争を指揮したゆえに、「ゲバルト・ローザ」と俗称される。

    哲学者であり革命家である。

      興味のある方は、こちらを参照。
      『ウィキペディア(Wikipedia)』


    「広島大学のゲバルト・ローザ」

    こう呼ばれたのが、若き日の河野産婦人科医である。

    「戦う美少女闘士」だった。

    二年後輩で学部の違うShiozyは、遠くから眺めるだけの人だった。

    美しいけど怖そう。話しかけたいけど恥ずかしい。

    そんな存在だった。


    あるとき、バリケード封鎖されたわが文学部で、酒盛りをやった。

    文学部闘争委員会のリーダー@院生博士課程が、酔った勢いで言った。

    「わしの研究論文は、ローザ・ルクセンブルグだ。

    長谷川(河野さんの旧姓)がローザ・ルクセンブルグと呼ばれるのはけしからん」

    かくして、わが文共闘では、

    彼女を「ジャンヌダルク」と呼びかえるようになったのだった。


    彼女は主に救援対策の任務を担っていた。

    「救対」とは、パクられた学生への差し入れや接見の仕事だ。

    パクられると(逮捕・検挙されることね)、長谷川さんが接見に来る。

    長谷川さんとサシで話が出来る。

    「おれもパクられたいなあ」

    活動家の間で、いつしかこんな変な願望が芽生えだした。

    パクられて、長谷川さんの顔を見ると、

    それは、ゲバルト・ローザでもなく、ジャンヌダルクでもなく、

    「ナイチンゲール」のように見えた、という。


    かくして、彼女は三つの通り名を持つようになったのだった。


    東京でパクられたShiozyは、

    残念ながら長谷川さんの接見を享受できなかった。

    親しく話をするようになるのに、それから38年の年月が必要だったのだ。

    それがちょうど一年前のことだ。

    ブログで初めてコメントしたのが、再開のきっかけだった。

    ブログをやっていなければ、たぶん永遠に再開できていなかっただろう。

    ありがたきかなブログ、である。


    ということで、またまた「出版記念パーティ」の案内である。

    そろそろ(来週あたり?)締め切り告知を出しますので、

    迷ってる方は早めのご決断を。(笑)

    開催要項は以下の通りです。

    ------------------------------------

    河野美代子☆出版記念パーティ

    ●日時:7月24日(木)19時〜21時

    ●会場:広島県民文化センター内 鯉城会館

    〒730-0511 広島市中区大手町1丁目5−3
    TEL 082−245−2322

     地図はこちら


    ●会費:5,000円 <<飲み放題>> ←大事な事実がいま判明。(汗)

    河野先生の新刊書『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』プレゼント付きです。

    ●お申し込みは

    お名前(ハンドルネームでも可)、メールアドレスを明記の上、
    Shiozy@塩崎までメールでお申し込みください。
    shiozy@3kan.net  (お手数ですが、コペピしてください)


    なお、パーティと銘打ってますが、実態はオフ会みたいなもの。
    楽しい会にしたいと思いますので、気軽な服装でお越しください。

    ------------------------------------
    ↑↑この開催要項をコペピして、皆さんのブログに告知していただけると幸いです。


    ------------------------------------------------

    コラボは7月のお題募集中です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    コラボ第16弾<ジューンブライド>

    • 2008.06.25 Wednesday
    • 06:30

    ああ、長生きするもんじゃないね。

    私は何歳になるのだろう? 自分の歳もわからなくなってしまった。

    たしか、昭和天皇がご即位された年に生まれたと親から聞いた。

    今は「平成」というらしいから、ずっと昔の話だねえ。

    結婚したのはいつだったかしら?

    広島にピカドンが落ちて、敗戦になって、それからすぐだったような。

    あの当時、戦争から生き残って帰ってきた男どもが、

    我も我もと結婚を焦ったのだったわ。

    町内の世話好きが、ぜひにと縁談話を持ってきたときは、

    私はやっとハタチになったばかりだった。

    敗戦で食べていくのがやっとのとき、親は私を早く片付けたかったのだろう。

    私の気持ちなどお構いなしで縁談話が進んで、今の夫、、、、

    名前はなんだっけかな?

    じいさんじゃなくって、えーっと、そう「すなお」だ。

    夫の素直とあれよあれよという間に結婚してしまったのだった。

    この町にも進駐軍が駐留して、急に英語がもてはやされた。

    6月に結婚したら「ジューンブライド」なんて呼ばれて、

    めでたいめでたいって言って周りは喜んだけれど、

    私にとってはめでたくともなんともなかった。

    バラックの食堂で、モンペ姿の結婚式だったものねえ。

    まあ、言ってみれば、口減らしの結婚みたいなものだった。


    夫は素直なんていう名前に、正直名前負けしてた。

    頑固で無口でぶっきらぼうで愛想のひとつも言えない偏屈屋。

    所帯を持ったとたん、私のことを「おい」としか呼ばなくなった。

    エツコという名前は、ただの一度も呼んでくれなかった。

    この時代の男の常とはいえ、亭主関白そのものだった。

    まあ、取り柄といえば、コツコツ仕事を勤め上げてくれたことぐらいだ。


    結婚して二人の子供を授かった。上が男で下が女。

    うまく産み分けたと、誉めてくれるのかと思いきや、

    長女のときは「女か」と、夫はため息をついた。

    長男は他県に出て行ったまま、そこで家庭を築き、めったに帰ってこない。

    長女も他県に嫁いだが、あれでも時々は様子を見に帰ってくれる。

    「女ふたりにしとけば良かった」

    今になって思う後悔だ。


    結婚以来、生活に追われて楽しいことが何もなかった人生だけど、

    子供たちが巣立っていって、夫婦ふたりきりになったとき、

    「これからは私の好きなようにさせてもらいます」と宣言したら、

    肩の荷がふっと軽くなったのだった。

    好きなことの手始めが、白い子犬を飼って一緒に散歩に行くことだったのは、

    夫も拍子抜けだったみたいだ。

    シロと散歩する小一時間は、私にとって至福の時だった。

    私の言うことを聞いてくれ、口答えしないシロ。

    そういえば、私のシロはどこに行ったのだろうか?

    最近、シロの姿が見えない。探しにいかなくっちゃ。



    私の手を握っているこのおにいちゃんはだれかしら?

    孫の直樹でもなさそうだし。

    向こうの方で、「よしおかさーん」と呼んでるけど、

    どこのよしおかさんだろう?

    「一緒にシロを探しましょう」と言ってるから、

    たぶんいい人なんだろう。

    人と手をつなぐのはいつ以来だろうか。

    手の温もりはなかなかいいものだ。

    ときどき、自分がわからなくなるから、

    誰かにしっかりつかまえていてほしい。

    心地いいし、安心だ。


    「エツコさん」

    おにいちゃんが私の名を呼んだ。

    私は「はい」と答えた。

    これも心地いい。

    「私はエツコだ」と思えて、自分が在るように感じる。

    おにいちゃんは何度もなんども「エツコさん」と呼んでくれる。

    私も「はい」と返事を続ける。


    とそのとき、

    「ばあさんいいかげんにせい。このボケが」という夫の声が。

    ばあさん?

    ボケ?

    私のことだろうか?

    考えると頭が痛くなってくる。

    キリキリと頭が締め付けられてきて、誰かに助けを求めたくなる。

    「シロ、シロ。シロはどこにいるの? 私を助けに来て」

    すると、シロが現れて、

    「エツコさん」と名前を呼んでくれたのだった。

    私は「はい」と元気良く答えた。


    ---------------------------------

    コラボ言いだしっぺ、なほさんと柿さんはこちらね。

    「山田さんち」のなほさん。

    「隣のカモミール」の柿さん。

    私もこのお題で書いたよ、という方はぜひトラックバックを打ってください。


    ------------------------------------------------
    7月のコラボはあるのか?(笑)

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    河野美代子☆出版記念パーティ

    • 2008.06.23 Monday
    • 10:07

    広島ブログがスタートして、2年半が経過した。

    私もほぼ同時期にブログを書き出して、

    広島ブログの伴走者のようにブログを書いてきた。

    広島ブログの成長が、わが事のように頼もしく思える。


    広島ブログの成長とは、登録ブログ数が増えたことを意味しているのではない。

    ブログといういわばバーチャルの世界から、リアルへの連動の動き。

    これが成長の証左のひとつだと思う。

    各地で行われるオフ会という名の、リアルなコミュニケーションもあれば、

    「ブロニティ」というビジネスの出会いの場も生まれば、

    広島市公認「アキハバラ塾」などとの連携も生まれた。

    たぶん、これらの動きは、日本中探してもどこにもない動きだと思っている。

    素晴らしきかな広島ブログである。


    そして今、また新しい動きがでてきた。

    ブログ上で、きちんと主張するブログである。

    主張だけでなく戦うブログ、の登場だ。

    ご存知、広島ブログのランキングトップにいる河野先生だ。

    ブログはともすれば、「ネット上の日記」と翻訳される。

    日記は読む人を想定しては書かれない。

    しかし、ブログに日記を公開した瞬間から、それは「読まれるもの」に昇華する。

    他者に読まれるもの、それはその人の「作品」である。

    心情吐露という作品もあれば、主張という作品もある。

    どれも貴重だ。そこに甲乙はない。

    しかしながら、ブログ上で「戦う」というスタイルを築いた河野ブログは、

    他に類を見ないのではないか、と思う。

    河野さんが支持される所以がここにある。


    心情吐露から戦うブログまで、

    他に類を見ない広島ブログの素晴らしさがここにあるように思うのだ。


    「戦う女@河野美代子」が新しい本を出版した。

    彼女にとっての12冊目の本だ。

    『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』(十月舎)

    【画像:157316.jpg】











    ↑↑右端が新刊本。


    ネットからリアルの世界への、これも新しい試みだ。


    ブロガーの次なるターゲットは、

    ブログとリアルの共闘 かもしれない。

    試行錯誤の途だけれど、ボクたちはリアルへ踏み出そう。


    まず、Shiozyとしての第一歩をここから始める。

    初めて主体となって行う取り組み。

    河野さんの「出版記念パーティ」だ。


    単に、本を出版して良かったね、ではなく、

    ネットからリアルを突き崩すその第一歩にしたいと考える。

    たくさんの賛同者が集うことを希求してやまない。


    開催要項は以下の通りです。

    ------------------------------------

    河野美代子☆出版記念パーティ

    ●日時:7月24日(木)19時〜21時

    ●会場:広島県民文化センター内 鯉城会館

    〒730-0511 広島市中区大手町1丁目5−3
    TEL 082−245−2322

     地図はこちら


    ●会費:5,000円 <<飲み放題>> ←ここ大事

    河野先生の新刊書『続・いま<生きる底力>を子どもたちに!』プレゼント付きです。

    ●お申し込みは

    お名前(ハンドルネームでも可)、メールアドレスを明記の上、
    Shiozy@塩崎までメールでお申し込みください。
    shiozy@3kan.net (お手数ですが、コペピしてください)

    なお、パーティと銘打ってますが、実態はオフ会みたいなもの。
    楽しい会にしたいと思いますので、気軽な服装でお越しください。

    ------------------------------------
    ↑↑この開催要項をコペピして、皆さんのブログに告知していただけると幸いです。


    ------------------------------------------------
    次のコラボは6月25日(水)。お題は「ジューンブライド」です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <向田遊び:九九の段>

    • 2008.06.20 Friday
    • 11:28

    いい年をして、いまだに宿題の夢を見る。

    あれは小学校2年生くらいの宿題だったろうか。

    宿題は、算数の「九九の段」である。

    「明日は五の段まで覚えてくるように」という宿題が出る。

    食事中だろうと、歩きながらだろうと、夢中で九九を唱えていた。

    あるときなど、トイレにしゃがんで、言えるまでトイレから出ないと決めて、

    一所懸命唱えたが、「七の段」くらいまでいくと決まってつかえてしまうのだ。

    トイレから出てこないのを心配して、母親が覗きに来た。

    その当時のトイレは、もちろん汲み取り式。

    落ちたら助からないだろうというほどの、深い奈落の底みたいな空間だった。

    「トイレの中から、九九の段が聞こえてきて、どんなに安心したことか。

    だから私は、周司の九九が大好き」

    何年か経って、母が私に語った言葉である。

    母にとっては、安心できた記憶でも、私にとったら恐怖の九九だったのだ。

    汲み取り式トイレの独特な臭気と恐怖の九九の段。

    苦しめられた記憶は、臭い付きだ。


    そして今、還暦を迎えようとして、計算力が極端に衰えてきた。

    「13×7」というような簡単な計算が、とっさに暗算できなくなった。

    頭の中で、「さんしちにじゅういち。しちいちがしち」と唱えてはじめて計算できる始末だ。

    子供の頃、「七の段」でつまずいた後遺症であろうか、

    還暦を迎えようとして、「七の段」で苦しめられるとは思いもしなかった。

    「七」は、私の鬼門である。

    おまけに「加齢臭」という、こちらも臭い付きだ。


    -------------------------------------

    さて、この拙文にどういうタイトルを付けようか?

    向田邦子から引用した冒頭の一文のタイトルは、

    「父の風船」というものである。

    拙文を読み返してみると、「七の段」がふさわしいように思える。

    あるいは「記憶の臭い」か。

    しかし、オチをタイトルにしてしまうのは風情がない。

    ということで、少し幅をとって、「九九の段」としてみた。


       冒頭の一文の出典:「眠る盃」(講談社文庫)


    <向田遊び>って何だ? と思われた方は、

    こことか ここを 読んでみてください。


    ------------------------------------------------
    次のコラボは6月25日(水)。お題は「ジューンブライド」です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <向田邦子遊びトレーニング>

    • 2008.06.19 Thursday
    • 11:46

    向田邦子の作品に、たった5行のエッセーがある。

    出だしの3行はこうだ。

    -----------------------------

    偏食・好色・内弁慶・小心・テレ屋・甘ったれ・新しもの好き・

    体裁屋・嘘つき・凝り性・怠け者・女房自慢・癇癪持ち・自信過剰・

    健忘症・医者嫌い・風呂嫌い・尊大・気まぐれ・オッチョコチョイ・・・。

    -----------------------------

    おう、まるでわしのことではないか。

    ここまで見抜かれるとは、恐るべし向田邦子、だ。

    そのあとの2行にこう書いている。

    -----------------------------

    きりがないからやめますが、貴男はまことに男の中の男であります。

    私はそこに惚れているのです。

    -----------------------------

    向田邦子は、わしみたいなタイプが好みなのか。

    テレるぜよ、向田邦子。

    生きているうちに逢いたかったぞ、向田邦子。

    たった五行のエッセーに、メロメロなShiozyである。


    このエッセーのタイトルは、「マハシャイ・マミオ殿」とある。

    飼い猫の話である。。。


       「眠る盃」(講談社文庫所収)



    一昨日のブログ「向田邦子遊び」のコメントに、

    やれ書け、それ書け、早く書けという脅迫があったので、

    ちょっとトレーニングがてら、向田邦子で遊んでみた。


    ------------------------------------------------
    次のコラボは6月25日(水)。お題は「ジューンブライド」です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    <向田邦子お遊び>

    • 2008.06.17 Tuesday
    • 13:04

    エッセーの名手といえば、向田邦子だろう。

    これに異存がある方は、石を投げてくれい。


    ふ、誰も石を投げてこないところをみると、

    万人の認めるところだと思うことにしよう。


    向田邦子は、エッセーよりシナリオのほうがベストだぜぃ。

    そういうご意見の方も居られようが、私はエッセーが好きだ。

    処女作「父の詫び状」から、

    「夜中の薔薇」、「眠る盃」と続くエッセー集は、

    何度読み返しても飽きることがない。

    重松清と向田邦子は、繰り返しくりかえし読んでいる。

    ほとんどの本はカバーもなくなり、ボロボロ状態だ。

    【画像:155079.jpg】










    向田邦子エッセーのどこがいい? と訊かれたら、

    即座にこう答える。

    タイトルと冒頭の一行 と。

    内容がいいのはもちろんだが、タイトルと冒頭の一行には唸らされる。

    たとえば、こんな具合だ。


    「おの字」 親のない人が、羨ましい。

    「四角い匂い」 部屋を出てエレベーターに乗ると、菊の花の匂いがした。

    「革の服」 革を着るときは気負いが要る。

               以上、『夜中の薔薇』所収


    「父の風船」 いい年をして、いまだに宿題の夢を見る。

    「あ」 バスは混んでいた。

    「味醂干し」 味醂干しと書くと泣きたくなる。

    「字のない葉書」 死んだ父は筆まめな人であった。

               以上、『眠る盃』所収


    「おの字」や「四角い匂い」、「あ」、「字のない葉書」などは、

    タイトルに引き付けられる。

    「革の服」や「父の風船」、「味醂干し」などは、

    タイトルこそ平凡だが、そのあとの冒頭の一行に驚かされる。

    つまり、タイトルと冒頭の一行の緊張関係が抜群なのだ。

    うまいなあ、と思う。


    いま密かに思っていることがある。

    向田作品のタイトルあるいは冒頭の一行を借用して、

    別のエッセーが書けないか。と。


    たとえば、

    「いい年をして、いまだに宿題の夢を見る。」という一文を冒頭に振って、

    Shiozyオリジナルなエッセーを書き、

    それに別のタイトルを付けてみる、というようなお遊びだ。

    いつか挑戦してみたい課題である。


    ------------------------------------------------
    次のコラボは明日水曜日。お題は「○○歳だったら」です。

    ↓↓ランキング卒業しました。足跡記念にどうぞ。
    広島ブログ  山口ブログ

    PR

    calendar

    S M T W T F S
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930     
    << June 2008 >>

    shiozyの愛飲焼酎はこれ。

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recent trackback

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM