この時代、未だに手書きの原稿を書いている
女性エッセイストがいる。
私より年長の方なので、
パソコンは触ったこともないらしい。
インターネットという言葉は知ってるらしいが、
ブログというのは言葉自体も知らないらしい。
そんな彼女にブログを勧めている。
しかし、いくら説明してもわかってもらえない。
言葉で説明してもわからないのなら、
実際にやってみんさいやー、ということで、
お嬢さんのパソコンを借りてブログ挑戦してもらった。
まず、キーボードの操作説明から始めないといけない。
ローマ字入力がイライラするらしい。
イライラが高じて、すぐに投げ出してしまった。。。
オーマイガッ。
そんな彼女のブログ代行でもやってみようかと
思案中のShiozyではある。
参考までに、彼女のエッセーの一部をご紹介。
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(前略)
わが家は応接間がないから訪問客は居間にあがってもらうが、
居間に少しばかり並んでいる本の背表紙をしげしげと眺められると
恥部を見られているようで、穴があったらはいりたくなる。
あるとき、不用意に机の上に置いてあった何冊かの本を、
たまたま来訪したS氏はいちべつするなりこう言った。
「こういう本を読むということは、
ネタ探しをしているように思えるなあ」
私は、心の奥底を見すかされたようであわてた。
当たらずとも遠からずであるからだ。
毎週新聞に書かせてもらっている雑文は、
たかだか原稿用紙三枚であるが、
約束されたこのスペースは、私には身にあまるものだ。
ネタ探しはともかくとして、気に入った作家や尊敬する作者の
本を読むことで、筆力や技法、簡潔な文章、耕された思考力など、
盗みたいと思っていることだけは確かなのである。
S氏はまた、私のエッセーのていねいな批評家でもある。
思うに筆が運ばないときは、知らず知らずのうちに
S氏を意識してしまう。
それでもそういうひとを友人に持っているということは
幸せである。
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ネタ探しをしていたら、
こんな一文に出会ってしまったS氏です。(苦笑)
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