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    中国新聞エッセー<No07 妻のために生きる:下>

    • 2006.07.31 Monday
    • 11:22

     『これがオヤジの生きる道』 NO7


      妻のために生きる(下)

      生活、どうにかなるよ



     (2006年7月30日付、中国新聞Dの頁掲載)



    ↓↓紙面はこんな雰囲気ね。
     【画像:76037.jpg】



     今週もまじめな口調の塩爺です。


     もし妻秀子が助かるなら

     「これからは秀子のために生きます」

     と決心した塩爺ではありましたが、

     四ヶ月の入院期間中は、

     歩けるようになるのだろうか、

     しゃべることができるのだろうか、

     という不安でそのことを考える余裕は

     正直ありませんでした。


     秀子が退院して在宅介護が始ったとき、

     日中一人っきりで過ごすという現実に直面して、

     あらためて考えさせられました。

     「妻のために生きる」と決心しながら、

     明日からまた以前と同じように

     会社人間を続けるのかと。


     「よし、会社を辞めよう」

     そう決意するのに時間はかかりませんでした。

     二十八年続けてきた会社ではありますが、

     「辞めるのに未練はないぞ」と

     自分を奮い立たせました。

     さあ、それからは「いかに辞めるか」

     との戦いになりました。


     サラリーマンなら辞表を出せば、

     引き止められはしても拒否はされない。

     ところが、悲しいかな零細企業の経営者は、

     辞めたいと思っても辞めさせてはもらえない。

     会社の債務にすべて個人保証が付いてるからです。

     したがって、選択肢は後継者をすえて

     ゆるやかに経営を交代をしていく。

     これしかありません。


     妻秀子の発病から三年たった昨年六月、

     私はやっと会長に退くことができました。

     「妻のために生きる」第一ステップを

     クリアした段階です。

     これから数年かけて「完全引退」の方策を

     見つけていかなければならないのだろうと思います。


     さて、もし団塊の男性諸氏が

     「妻のために生きよう」と思ったとき、

     いちばんに考えることは

     「どうやって生活するの?」

     ということだろうと思います。

     年金生活にはほど遠い。

     生活が成り立たないじゃないかと。

     私もそう思います。


     だから、私はこう考えています。

     生活が成り立つか成り立たないかを、

     設問の第一にすえると

     答えはノーしかでてきません。

     成り立つかいなかは最後の方に置いといて、

     とにかく「こう生きる」という決意から始めようと。

     そして、やってみればどうにかなるもんだと。

     楽観的過ぎますかね?


     一度、奥さまに聞いてみてください。

     「これからはおまえのために生きようと思う。

     生活成り立たなくなるかもしれないけど、

     それでもいいか」と。

     奥さま、その言葉を聞いただけで、

     「なんとかなりますよ」と

     明るく応えてくれるに違いありません。


         ●


    【塩爺のため息:ふう。まじめは疲れるぜい。来週は明るくいこう】


    (ブログ「shiozyの介護生活」運営者=廿日市市)



    -------------------------------------------------
    ↓↓「なんとかなりますよ」とは絶対言ってもらえないぞ。
    と思ったら、カチッとね。

    Shiozyの介護生活<一人シャワー>

    • 2006.07.30 Sunday
    • 11:49


    昨晩、秀子さんまたもや

    「快挙」 を成し遂げました。



    むかし、「初めてのおつかい」という

    番組がありましたよね。


    小さな子供が初めて一人でお使いにいく。

    それをカメラが隠れて追っかける。


    見てるほうは、ハラハラドキドキしながら

    成り行きを見守る。

    そして、ついにお使いが成功する。

    拍手と涙。


    こういう展開ですね。


    この心境を、昨晩体験しました。


    秀子が初のお使い、、、


    ではありません。


    「初の一人入浴」です。



    今の介護生活のなかで、

    なにが一番めんどくさいかといえば、

    それは入浴。


    晩飯食って、くつろいでるときに

    「ふ、ふろ」と秀子さんにいわれると

    正直「めんどくさいなあ」と思います。


    今はシャワーですみますからまだましですが、

    冬場は湯船に入れないといけないので、一苦労。



    で、昨晩、

    食事のあと、さあ、ゆっくり酒を呑むぞ、

    と思ってたら、


    「ふ、ふろ」と言い出した。


    思わず「一人で入ったら」と言ってしまった。


    秀子さん「むっ」としはりました。


    そして何を思ったか、

    「ひ、ひとりではいる」と宣言して

    入浴の準備を始めました。


    着替えやバスタオルを持って浴室へ。


    しばらく物音が聞こえません。


    心配になって、浴室を覗きに行くと

    入浴椅子を移動するのに悪戦苦闘しておりました。

    脱衣に使った入浴椅子を、浴室に移してそれに座る。

    ここに手間取っておりました。


    手伝おうかと思ったのですが、

    ここはひとつ本人にやらせてみようと考えて、

    黙って浴室を出ました。


    浴室を出ましたが、やはり気になる。

    そこで、ドアの陰に隠れて、入浴監視。


    転ぶのだけは避けねばなりません。(ちょっと心配)


    と、シャワーの音が聞こえてきて、


    秀子さんなにやら鼻歌を歌っております。

    おっ、意外に大丈夫だな。

    シャワーの音が止んで、どうやら終わった様子。


    と、突然、

    「お、おとうさーーん」と私を呼ぶ。

    たまげて、即座にドアをあけましたな。


    そしたら、「ば、ばすたおる」。


    ふう、おどろかすんじゃないぞっ。


    ともかく、「一人シャワー」に成功しました。


    これに味をしめた秀子さん、

    「こ、こんどから、ひ、ひとりで」とのたまう。


    それは願ってもないことだが、


    心配なのは、暑い日中、汗を流そうとして

    「一人シャワー」をすること。



    「わしがいないときに、入っちゃだめ」

    強く言い聞かせておきました。


    一人のとき転ぶのが

    いちばん心配なShiozyなのです。



    -------------------------------------------------
    ↓↓心配してたらきりがないぞ、と思ったら、ポチッとね。

    <今週の秀子さん15>院内報取材2

    • 2006.07.29 Saturday
    • 18:04
    先週はリハ病院の「院内報」の取材だった。


    そのとき、撮影した写真を昨日届けてくれた。

    一枚はこれね。

    【画像:76035.jpg】
    ↑↑右が理学療法士の宮木さん。


    ところで、先週はこう書いた。


    訪問先での飲食は規則違反かもしれないが、

    我が家では、どうぞ秀子のおもてなしを

    受けてやってください、と。



    そしたら、連絡帳に

    「同伴の作業療法士Tさんが、

     美味しいおいしいといって

     写真を撮るヒマもなく

     全部食べてしまいました。

     で、作った料理@ごーやちゃんぷるの写真

     ありません。トホホです。」と書いてあった。


    料理の証拠写真はないが、

    食べるところの証拠写真を届けてくれた。

    ↓↓それがこれね。
    【画像:76036.jpg】

    ↑↑作業療法士さんが食べるのを
      緊張した面持ちで見守る秀子。


    固唾を呑んで見守っていた秀子さん。

    Tさんが一気に食べてくれて

    「おいしかったです」のひと言に

    大感激したようです。


    ありがとう、T作業療法士さん。


    で、最後にちょっと突っ込みを入れさせてもらうと


    「あんた以外だれも食べてないんですけどぅ」




    この取材記事、院内報に載ったあと

    病院のホームページにも掲載されるらしいです。

    掲載されたら、またお知らせいたしますね。





    -------------------------------------------------
    ↓↓秀子さんが作ったごーやちゃんぷる
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    <今週の秀子さん15>院内報取材2

    • 2006.07.29 Saturday
    • 18:04
    先週はリハ病院の「院内報」の取材だった。


    そのとき、撮影した写真を昨日届けてくれた。

    一枚はこれね。

    【画像:76035.jpg】
    ↑↑右が理学療法士の宮木さん。


    ところで、先週はこう書いた。


    訪問先での飲食は規則違反かもしれないが、

    我が家では、どうぞ秀子のおもてなしを

    受けてやってください、と。



    そしたら、連絡帳に

    「同伴の作業療法士Tさんが、

     美味しいおいしいといって

     写真を撮るヒマもなく

     全部食べてしまいました。

     で、作った料理@ごーやちゃんぷるの写真

     ありません。トホホです。」と書いてあった。


    料理の証拠写真はないが、

    食べるところの証拠写真を届けてくれた。

    ↓↓それがこれね。
    【画像:76036.jpg】

    ↑↑作業療法士さんが食べるのを
      緊張した面持ちで見守る秀子。


    固唾を呑んで見守っていた秀子さん。

    Tさんが一気に食べてくれて

    「おいしかったです」のひと言に

    大感激したようです。


    ありがとう、T作業療法士さん。


    で、最後にちょっと突っ込みを入れさせてもらうと


    「あんた以外だれも食べてないんですけどぅ」




    この取材記事、院内報に載ったあと

    病院のホームページにも掲載されるらしいです。

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    <今週の秀子さん15>院内報取材2

    • 2006.07.29 Saturday
    • 18:04
    先週はリハ病院の「院内報」の取材だった。


    そのとき、撮影した写真を昨日届けてくれた。

    一枚はこれね。

    【画像:76035.jpg】
    ↑↑右が理学療法士の宮木さん。


    ところで、先週はこう書いた。


    訪問先での飲食は規則違反かもしれないが、

    我が家では、どうぞ秀子のおもてなしを

    受けてやってください、と。



    そしたら、連絡帳に

    「同伴の作業療法士Tさんが、

     美味しいおいしいといって

     写真を撮るヒマもなく

     全部食べてしまいました。

     で、作った料理@ごーやちゃんぷるの写真

     ありません。トホホです。」と書いてあった。


    料理の証拠写真はないが、

    食べるところの証拠写真を届けてくれた。

    ↓↓それがこれね。
    【画像:76036.jpg】

    ↑↑作業療法士さんが食べるのを
      緊張した面持ちで見守る秀子。


    固唾を呑んで見守っていた秀子さん。

    Tさんが一気に食べてくれて

    「おいしかったです」のひと言に

    大感激したようです。


    ありがとう、T作業療法士さん。


    で、最後にちょっと突っ込みを入れさせてもらうと


    「あんた以外だれも食べてないんですけどぅ」




    この取材記事、院内報に載ったあと

    病院のホームページにも掲載されるらしいです。

    掲載されたら、またお知らせいたしますね。





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    ↓↓秀子さんが作ったごーやちゃんぷる
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    <今週の秀子さん15>院内報取材2

    • 2006.07.29 Saturday
    • 18:04
    先週はリハ病院の「院内報」の取材だった。


    そのとき、撮影した写真を昨日届けてくれた。

    一枚はこれね。

    【画像:76035.jpg】
    ↑↑右が理学療法士の宮木さん。


    ところで、先週はこう書いた。


    訪問先での飲食は規則違反かもしれないが、

    我が家では、どうぞ秀子のおもてなしを

    受けてやってください、と。



    そしたら、連絡帳に

    「同伴の作業療法士Tさんが、

     美味しいおいしいといって

     写真を撮るヒマもなく

     全部食べてしまいました。

     で、作った料理@ごーやちゃんぷるの写真

     ありません。トホホです。」と書いてあった。


    料理の証拠写真はないが、

    食べるところの証拠写真を届けてくれた。

    ↓↓それがこれね。
    【画像:76036.jpg】

    ↑↑作業療法士さんが食べるのを
      緊張した面持ちで見守る秀子。


    固唾を呑んで見守っていた秀子さん。

    Tさんが一気に食べてくれて

    「おいしかったです」のひと言に

    大感激したようです。


    ありがとう、T作業療法士さん。


    で、最後にちょっと突っ込みを入れさせてもらうと


    「あんた以外だれも食べてないんですけどぅ」




    この取材記事、院内報に載ったあと

    病院のホームページにも掲載されるらしいです。

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    Shiozy的人生<フランス料理>

    • 2006.07.28 Friday
    • 12:16


    昨日のランチは、フランス料理などいただきました。


    「食」にあまり興味のないShiozyとしては、

    珍しいことです。

    テヘ、おごりだからです。。。



    中国新聞へエッセーを連載しだして

    先週で第6回が済んだところ。


    やっと助走が終わったところでしょうか。

    ふー、まだまだ先は長いぞ、と思ってたところへ、

    担当していただいている石○記者さんが

    突然の異動。


    聞くところによると、

    新聞社さんは3月と8月が移動月らしい。


    せっかく、慣れたところだったのにぃ。

    突然異動だなんて、

    「Shiozyを見捨てないで」

    そんな心境でありました。


    石○記者さんの代わりに北○デスクさんが

    担当してくださることになり、

    引継ぎも兼ねて「食事を」ということになりました。


    そういえば、エッセーにイラストを描いてくださってる

    野○記者さん(若手)にもお会いしたことがないな。

    いい機会だから、彼も一緒に、ということで

    四人での会食となりました。(なんや男ばっかりかい)


    で、証拠写真はこちらね。



    といいたいところですが、

    さすがに、フレンチのテーブルで、

    写真を撮るというのはためらいました。(弱気)


    おまけに、男四人、意外にも話が弾み、

    エッセーの今後の展開やブログの話に夢中になり、


    何を食べたかも覚えておりません。。。


    最初の「かぼちゃの冷スープ」と最後のコーヒー。

    覚えてるのはこのふたつ。


    「食」に興味がない人間というのは、

    ええ、こんなもんです。


    同席のお三人は、こう思ってるに違いありません。


    「フレンチも定食屋も同じなら

     ファミレスにしとけば良かったなあああ」





    追伸:イラスト担当の野○さんは、無口な好青年でした。

    イラストの感想などもお寄せいただけると、

    本人の励みになると思いますので、

    どうぞよろしくです。


    石○記者さん、新天地でがんばってください。


    北○デスクさん、これからよろしくです。



    -------------------------------------------------
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    Shiozy的人生<先生は中学生>

    • 2006.07.25 Tuesday
    • 12:54


    一昨日、<値切るのは広島弁に限る>というのを書いた。


    そういえば、

    広島弁使いになったのには

    「理由(わけ)」があったなあ。と思い出した。


    九州は小倉生まれの私が、

    広島に来てもう38年になる。


    広島で、九州出身の人と出会うと

    言葉のイントネーションで、

    「おっ、九州出身ですね」とすぐわかる。


    それほど、ふるさとの言葉は抜けないものだ。

    とくに、九州人のそれはなかなか抜けない。



    なのに、

    私のしゃべりはほぼ完璧に「広島弁」になった。


    それには「理由(わけ)」がある。



    大学をフルコース満喫したShiozy。

    浪人から始って、留年、休学、退学と6年間にフル体験。


    しかし、こう長く大学にいては

    親の仕送りも止められるし、

    奨学金も打ち切られる。


    そこで、当然稼がなくてはならない。


    大学生でやれるバイトの定番としては、家庭教師。


    もっと効率よく稼ごうと思えば、塾の講師。


    25才のころ、塾と家庭教師でフル回転でした。


    塾は雇われではなく、

    理系の先輩がやっていた塾で、

    収入は「山分け」みたいな、おいしい塾でした。


    理系の先輩が数学、Shiozyは英語担当。

    中学生三学年、約30人くらいいたでしょうか。


    おいしい仕事だったので、予習したりなんかして、

    割とリキが入っておりましたね。


    初めての授業のとき、

    自己紹介で、

    「オレの名前は塩崎で、

     英語を厳しく教えるからよろしく」みたいな

    森田健作風挨拶をしましたね。


    そしたら、たしか中三のがきどもが


    「わしゃのー、○○じゃ」と次々にぬかしおった。



    ぬかした本人は、単に自己紹介したつもりだったのだろうが、


    Shiozyはケンカを売られたと思いましたな。


    こいつら、集団でオレにたてつこうとしているのか。

    初日からいきなりケンカかい。


    気が短いShiozyは、身構えましたな。


    そしたら女の子が

    「せんせい、どこの大学なん?」

    S「○○大学」

    「わー、えらいんじゃーー。英語うまいん?」

    S「うん? むにゃむにゃ」(適当にごまかす)


    というような、かわいらしいやり取りがあって

    なんとか気持ちは収まりました。


    し、しかし、このままじゃ、ナメられる。


    なんとか、次回まで対抗策を考えねば、、、


    そこで、Shiozy考えた。


    「オレでは、わしゃのーに負けてしまう」


    それから一週間、毎日まいにち


    わしゃのーわしゃのーわしゃのーわしゃのー
    わしゃのーわしゃのーわしゃのーわしゃのー


    これの練習をしました。


    この塾に通った二年間で、

    完璧に広島弁をマスターしましたとさ。



    先生は中学生。

    ありがとうございました。



    いまふと考えたのだが、

    Shiozyが25歳のとき、中学三年生は15歳。


    その当時の子供は、いま47歳。


    年をとるはずだなああああ。




    -------------------------------------------------
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    Shiozy的人生<値切るのは広島弁に限る>

    • 2006.07.23 Sunday
    • 14:23


    先ほど覗いたブログで、

    トルコ旅行で絨毯を買った話を読んだ。


    そのなかの一節に、


    『値切って安く買えば、それだけの価値、

     高く買えば、 すごく高い物を買ったと思う。

     それだけのことさ。
         
     所詮、買い物は自己満足なんだから』


    というフレーズがあった。


     日替わり弁当さんの「空飛ぶ絨毯」の話はこちら




    うーーーん、

    そういえばShiozyも「値切らないな」と同感した。


    海外旅行に行くと、みなさん競って買物をする。

    向こうは日本人だと見ると、

    日本人相場のばか高い値段を言ってくる。


    日本の旅行者も心得たもので、必ず値切る。

    値切るのがお互いルールだと思ってる。


    なかには、値切ってやるのが

    「礼儀」だというものもいる。



    しかし、

    Shiozyは基本的に買物をしない。

    モノに惚れたりしないからである。

    ほんとは、めんどくさいからである。


    それでも、時には買物をすることがある。


    十年位前のトルコ旅行のときのこと、

    トルコは銀製品が有名。


    めったに土産など買った経験はないのだが、

    この時は、銀細工のブレスレットが私を呼び止めた。


    「お願い、私たちを買って」と。(どっかで見たようなせりふ)


    ま、秀子さんに土産のひとつでも買って帰ろうか。

    そう思って、「これ、なんぼ?」(これ、いくら?の意味ね)

    と聞いてみた。


    店主「○○○リラ」と答える。

    もちろん、トルコ語などわからない。

    わからないけど、大体の推定はできる。


    Shiozy「ほいじゃ、それ包んでーや」

    広島弁でぶっきらぼうに言う。


    店主がまた「○○○リラ」と答える。

    なんか、ちょっと安くなったようだ。


    S「めんどくさいけー、はよ包んでーや」


    店主がまたまた「○○○リラ」と答える。

    ぶち安くなったようだ。


    Shiozyいらいらしてきて

    「なんでもええけー、はよせんかい」

    怒って怒鳴る。


    店主がまたまたまた「○○○リラ」と答える。

    半値近くになったようだ。


    S「わしゃのー、めんどくさいことがきらいなんじゃ。

     わりゃ、はよ包め。」 (最後通告)



    けっきょく、一回も値切らずに

    三分の一の値段になりました。



    外国に行ったら、

    買物は広島弁に限りますのーー。



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    <今週の秀子さん14>院内報取材

    • 2006.07.22 Saturday
    • 17:27


    昨日の訪問リハは、

    理学療法士さんと作業療法士さん

    二人のご来訪。


    二週前に書いた「院内報」の取材だった。


    取材者同伴というのは、

    秀子には事前に電話連絡があったらしいが、

    秀子はいまいち飲み込めてなくて

    「お客さまが来る」と受け取ったようだ。


    普段の日は、理学さんが来て

    それから調理実習に入るのだが、

    昨日は、なんと、


    二人が来たときには、もう、

    料理ができてしまっていたとのこと。


    調理シーンを撮影しようと思ってた作業さんは

    当てがはずれて困ったみたいだ。



    秀子の頭の中では、

    人が来る。

    お客さま。

    料理を作って待つ。

    つまり、おもてなしをしよう。

    そういう判断だったのだろう。


    で、ここからはほんとは

    書いてはいけないのかもしれないが、

    敢えて書く。


    おもてなしをしたいと思っている秀子にしてみれば

    作った料理を食べてもらいたい。


    しかし、介護士さんやヘルパーさんは

    訪問先で出されたお茶や食事は

    絶対に受けてはならない、という決まりがある。


    まあ、お茶くらい、と軽く受けてはいけないのだ。

    この暑い盛りでは、飲み物持参のヘルパーさんもいる。


    秀子は

    もてなししたい。

    料理を食べてもらいたい。

    美味しいといってもらいたい。


    しかし、介護士さんは受けられない。


    いろいろ押し問答の結果、


    「食べるのも取材の一環」と

    思ったのかどうかわからないが、

    その作業療法士さんは

    食べてくれたそうだ。

    「美味しい、おいしい」といって

    きれいに平らげてくれたそうだ。


    私が帰宅して、秀子曰く

    「お、おいしいって、

     み、みんな、たべた」


    わたし用には、何も残ってなかった。。。



    訪問リハさんが

    我が家で料理を食した。と書くと、

    大問題に発展する可能性があります。


    派遣先の施設や行政の皆さん、

    これは、むしろ我が家が望んだことです。

    訪問リハさんには何の過失もありません。

    そこのところ、よくご理解ください。


    そして、介護士さん、ヘルパーさん、

    秀子にとって、お客さまをおもてなしするというのも

    リハビリの訓練です。

    規則としてはいけないことでしょうが、

    どうか、我が家に限っては

    それを受けてやってください。

    秀子の「やる気」をそがないでください。


    これも「自立」のための訓練ですから。




    結局、私の口に入らなかった料理は


    「ごーやちゃんぷる」 でした。


    証拠写真はありません。


    替わりに、その日の夕食に作ったもの。


    こんな↓↓新聞の切抜きを参考に作った
    【画像:76030.jpg】



    我が家では初めて食べるシロモノ。

    ↓↓伊勢海老のチリソース中華そば添え
    【画像:76031.jpg】



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    shiozyの愛飲焼酎はこれ。

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