<6月の読書>

  • 2014.07.02 Wednesday
  • 11:19
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:5821ページ
ナイス数:323ナイス

ええもんひとつ―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)ええもんひとつ―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)感想
「とびきり屋見立て帖」シリーズ3。安いものをたくさん買うより、「ええもんひとつ」。買い物の極意である。ああ、ええ刀が欲しい。「備前国住長船八ノ次郎清光作」←誰か買ってくれい。
読了日:6月30日 著者:山本兼一
赤絵そうめん とびきり屋見立て帖 (文春文庫)赤絵そうめん とびきり屋見立て帖 (文春文庫)感想
「とびきり屋見立て帖」シリーズ3である。2と3を買って3から読むへそ曲がりのshiozyである。初巻1では道具ウンチクがイマイチだったが、3は茶道具話が満載である。今をさかのぼること半世紀、それはつまり高校生のときだが、茶道部と部室を共有していた。茶道の作法をチラ見してなんとのう作法を覚えたことが、この読書にリアリティーを与えてくれたのだ。
読了日:6月29日 著者:山本兼一
書店ガール 3 (PHP文芸文庫)書店ガール 3 (PHP文芸文庫)感想
今回は重い話が続くなあ。震災ネタかよ。もっとスカスカ読める本屋さんネタで攻めてよ碧野圭、とぼやきながら読み始めたのであるが、最後はちょっとウルウルしている自分がいた。これを「鬼の目にも涙」という。←言うのか?笑
読了日:6月26日 著者:碧野圭
アップルソング (一般書)アップルソング (一般書)感想
これはフィクションなのかノンフィクションなのか? 作中の「私」は誰なのか? 疑問に思いつつ読み進めたが、なかなか正体を現さない。イライラが募る。しかし、半ばを迎えたあたりからそんなことはどうでもよくなってくる。一気にのめり込んだのだ。70年安保、べ平連、ベトナム戦争、高野悦子『二十歳の原点』、東大安田講堂、三里塚、浅間山荘。私と同時代を生きた姿がそこにあったからだ。小手鞠るいの新地平を切り開く一冊に拍手である。
読了日:6月25日 著者:小手鞠るい
歴史人 2014年 07月号 [雑誌]歴史人 2014年 07月号 [雑誌]感想
毎号いい企画が続くな。「武士の暮らし図鑑」時代小説を読むときの必携本だ。
読了日:6月24日 著者:
柚子の花咲く (朝日文庫)柚子の花咲く (朝日文庫)感想
葉室麟にしてはちょっと粗っぽい筋立ての小説だ。謎解き風時代小説に恋愛や教育をからめつつも、肝心の謎解きは独白でさらけ出すという手の内はやや興ざめ。唯一の得した感は、「桃栗三年柿八年。柚子は九年で花が咲く」のあとに「梨の大馬鹿十八年」と続くことを知ったことくらいか。汗
読了日:6月22日 著者:葉室麟
銀行狐 (講談社文庫)銀行狐 (講談社文庫)感想
池井戸潤連読である。これも初期作品であるが、銀行を舞台にしたイケイドらしい短編集だ。その後の長編作につながるテーマが垣間見えたりして、イケイドファンにとっては必見一読の価値ある作品だろう。
読了日:6月21日 著者:池井戸潤
金融探偵 (徳間文庫)金融探偵 (徳間文庫)感想
編集者「『空飛ぶタイヤ』が直木賞候補になって、イケイド先生もこれけからイケイケどんどんですねぇ」 イケイド「ふむ、これからが勝負ですね」 編「先生の持ち味は銀行にからめた社会派推理小説ですが、ここらで目先をちょっと変えてみませんか」 イケ「というと?」 編「銀行をリストラされた元銀行員が街場の素人探偵になる、というようなお気楽路線はどうでしょう」 イケ「ふむ、エンタメ路線か」 というような会話があったかどうかはしらねども、そんなテイストの小説であるな。笑
読了日:6月19日 著者:池井戸潤
妊娠カレンダー (文春文庫)妊娠カレンダー (文春文庫)感想
小川洋子の芥川賞受賞作再読。彼女のデビュー作だ。文庫の後書きにこう書いている。「玉ねぎが床下収納庫で人知れず猫の死骸になってゆくところに、初めて小説の真実が存在してくる」。この一文に、その後の小川洋子のスタイル(モチーフ)が宣言されている。玉ねぎとし在ったものが猫の死骸に変化して見えたら、そこにはどんなドラマが生まれるのか、という視点。そして、床下収納庫という閉ざされた空間の中で、どんなドラマが描けるのか。この二つがすでに確立されていたのだ。
読了日:6月17日 著者:小川洋子
青玉の笛 京都市井図絵青玉の笛 京都市井図絵感想
初読の作家さん。七編の短編集はどれも会話文主体で読みやすい。時代小説にありがちな人情噺に落とすのかとおもえば、しかあらず。全体的に抑制された文体で、京言葉で展開される美術工芸の世界は、一方でそれと無縁な市井の人々の生き様を照らし出す。読友さんのおすすめ本。
読了日:6月16日 著者:澤田ふじ子
峠うどん物語(下)峠うどん物語(下)感想
「お通夜でも告別式でも、自分の居場所がわからない参列者っていうのは、いるんだ」そんな人を黙って優しく迎える峠のうどん屋。温かいうどんがそっと背中を押してくれる。シゲマツらしい人生の応援歌をたっぷりと堪能した。
読了日:6月14日 著者:重松清
峠うどん物語(上)峠うどん物語(上)感想
久しぶりの重松である。舞台は市営斎場前のうどん屋。なんとも絶妙なシチュエーションであるな。死と日常という生。逝く人と送る人。終わる人と在る人。対比の妙が描ける舞台だ。絶妙の設定を見つけたシゲマツの勝利間違いなし。ほろっとくるいい話が満載だ。下巻が楽しみ。
読了日:6月13日 著者:重松清
千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)感想
山本兼一怒涛の三連読である。幕末京都を舞台に、道具屋夫婦の愛情物語であるが、道具の見立て、商人道といった本筋と同時に、新撰組、高杉晋作、坂本龍馬など、脇の配役が秀逸だ。若妻ゆずの見立て勝負が心地いい。
読了日:6月11日 著者:山本兼一
黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎 (講談社文庫)黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎 (講談社文庫)感想
前作の「狂い咲き正宗」の続編。日本刀の五大流派「五ケ伝」を舞台に展開されるが、これがなかなかのウンチクだ。ちょうど同時に「歴史人」の別冊「日本刀図鑑」を併読していたので、日本刀の知識が手に取るように浸みこんできた。「いっしん虎徹」と併せ読めば、日本刀および作刀がよく理解できるだろう。
読了日:6月10日 著者:山本兼一
狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎 (講談社文庫)狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎 (講談社文庫)感想
単行本で既読なのだが、続編の文庫が出たということで、改めて再読してみた。名刀の謂われをよく調べているなあ。続編が楽しみだ。
読了日:6月9日 著者:山本兼一
株価暴落 (文春文庫)株価暴落 (文春文庫)
読了日:6月6日 著者:池井戸潤
ドルチェ (新潮文庫)ドルチェ (新潮文庫)感想
横山秀夫の「顔」に続いて、本書も婦警ものである。本屋さんで何気に手に取った本が、全く同じ趣向の本だったとは。奇妙な同調に苦笑いのshiozyなのである。両書とも謎解きもさることながら、警察という男社会における婦警の辛い立場が語られるが、「顔」の婦警の若さに比べ、本書の婦警は40代中年おばちゃんゆえ、それなりのしたたかさを秘めているのが心地よい。「ドルチェ」とはイタリア語で甘味の謂い。婦警おばちゃんは甘くない。
読了日:6月4日 著者:誉田哲也
顔 FACE (徳間文庫)顔 FACE (徳間文庫)感想
警察物を書かせたらやはり横山秀夫が第一級だ。この作品は、鑑識の似顔絵描きでしかも婦警が主役だ。似顔絵描きに「ドラマ」はないだろう、どういう話に仕立てるのか?お手並み拝見と読み進めたが、なかなかどうしていろんな角度から婦警に焦点を当てた短編集だ。
読了日:6月2日 著者:横山秀夫
財務省の階段 (角川文庫)財務省の階段 (角川文庫)感想
えっ幸田真音はこんな小説も書くの? そんな思いを抱くホラー短編集だ。硬派な金融経済小説というのが彼女のキャラだったのに、いつの間にか変身しつつあるようだ。ミステリー風な味付けで軽いホラーという新境地だが、そこで語られる経済金融政治官僚の世界は紛れもなくリアリティがある。
読了日:6月1日 著者:幸田真音

読書メーター

3月の読書

  • 2014.04.04 Friday
  • 11:41
2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:8251ページ
ナイス数:386ナイス

くじら組 (文春文庫)くじら組 (文春文庫)感想
昨日、読了したら、地元・中国新聞の本日朝刊一面トップに「調査捕鯨停止命令」の大見出しが。なんという同調だろうか。そういえば、マッコウクジラが勢子船を襲うシーンでは、密かにクジラを応援したい自分がいた。別に、グリーンピースやシーシェパードに賛同してるわけじゃないけど、なんとのうクジラのほうに思い入れが傾いたのだ。クジラ肉大好きなんだけどね。
読了日:3月31日 著者:山本一力
歴史人 2014年 04月号 [雑誌]歴史人 2014年 04月号 [雑誌]感想
先週読んだ「奔る合戦屋」のなかに、城攻めの描写がたくさん出てくる。城攻めには、立てこもる兵力の三倍の兵がいないと勝てない。攻める側には厄介なしろものだ。(駄洒落か:汗) 地元・広島城を見てみると、とてもそんな風には見えない。「歴史人」4月号は戦国の城特集である。ここはひとつお城のお勉強をしてみなくっちゃ、ということでコンビニの店頭にあった本誌を買った。ふむ、なかなかリキが入った特集だ。これは戦国時代小説を読むうえで、貴重な参考資料になる。保存版にしなくっちゃ。
読了日:3月29日 著者:
セラピストセラピスト感想
自殺未遂の後、精神科の閉鎖病棟に半年入院していた小生にはうなずける濃い内容の本だった。一例でいえば、マシンガントークで発信する人がある時期から急に沈黙になる。病状が悪化かと言えば、逆である。思いを吐き出しているのは、一見自己の発露のように見えるけれど、実は「沈黙」の中にこそ自己の内省が含まれている、というような記述だ。最相葉月との最初の出会い、それは「絶対音感」という本だったが、そのときに思った「生硬さ」が本書にも感じられる。だがしかし、その「生硬さ」を超えて、著者の真摯さが感じられる好著だ。
読了日:3月28日 著者:最相葉月
おたふく (文春文庫)おたふく (文春文庫)
読了日:3月27日 著者:山本一力
たすけ鍼 (朝日文庫)たすけ鍼 (朝日文庫)
読了日:3月26日 著者:山本一力
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)感想
女の嫉妬悪意復讐心を書かせたら、湊かなえだね。ブログや週刊誌を登場させる凝った造りのミステリーだが、これまでの「女の嫉妬悪意復讐心」からさらに深化させて、「普通の人の無意識の悪意」表現がうまい。ブログや週刊誌や風評が利いている。
読了日:3月25日 著者:湊かなえ
奔る合戦屋(下) (双葉文庫)奔る合戦屋(下) (双葉文庫)感想
既読本4連荘。新幹線の中で気軽に読める本、ということで目についた本を手に取った。時間がなかったため中身を検討する余裕がなく、さっとレジを済ませて、新幹線に飛び乗った。数ページ読んで「あちゃーー既読本だ」と気がついた。再読しても面白かったので損した気持ちはないが、既読本ばかり買う、自分の頭の中を疑いたくなったな。
読了日:3月24日 著者:北沢秋
奔る合戦屋(上) (双葉文庫)奔る合戦屋(上) (双葉文庫)
読了日:3月23日 著者:北沢秋
生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)感想
ボケが続く。また、既読本を買ってしまった。過去読んだ本のタイトルを覚えてないのが敗因か。
読了日:3月22日 著者:安生正
神様からひと言 (光文社文庫)神様からひと言 (光文社文庫)感想
最近どうもボケが来たようだ。「神様のカルテ」がヒットしてるなあと思って、それを読むのはどうもブームに迎合してるような気がしてついついへそ曲がりな性分が顔をだし、ひょっとして続編と思った本編を買ったら、なんと既読本だった。くそっ損したなあ。そんな思いを抑えつつ再読した。この軽さを思い出した。ボケツッコミ、ダジャレ。同じボケでも、笑いのほうがいい。
読了日:3月21日 著者:荻原浩
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)感想
本日読了したら、たまたま朝刊に「4月ドラマスタート」の広告が載っていた。企業と野球部の再建劇が並行して、きっと面白いドラマが展開されるに違いない。小生はめったにテレビを見ないのだけれど、これだけはきっと見ようと思う。と、書きたいところだけれど、やはり見ないだろうな。(笑)小説のほうが絶対確実当然面白いと思うからだ。
読了日:3月18日 著者:池井戸潤
外交敗戦―130億ドルは砂に消えた (新潮文庫)外交敗戦―130億ドルは砂に消えた (新潮文庫)感想
ブログ読者さんからこんなコメントをいただいた。「手嶋さんは、20年くらい前に首相官邸の記者クラブで向かいの席に座っておりました。取材力も素晴らしかったけど、文章にまとめて行く力もハンパじゃないんですね」 取材力はほんとに素晴らしい。しかし、文章は少々硬い。本書も小説というより、外交記録に近い。それを割り引いても、すごい取材力であるな。
読了日:3月16日 著者:手嶋龍一
注文の多い注文書 (単行本)注文の多い注文書 (単行本)感想
小川ワールドの新境地誕生か。クラフト・エヴィング商會とのコラボレーションは、さながらジャズの即興演奏に似て、両者の真剣勝負緊張感がたまらなくいい。小川洋子の投げた変化球を、クラフト・エヴィング商會が絵と文と絵で打ち返す。そこに奇妙なお話の世界が広がり、読者を「大人の童話の世界」に誘うのである。構成・装丁・文体、どれをとっても一級の仕上がりである。
読了日:3月14日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會
表御番医師診療禄3 解毒 (角川文庫)表御番医師診療禄3 解毒 (角川文庫)感想
このシリーズの三作目。ちょっと舌足らず、語らな過ぎ。もう少し書き込んでほしいなあ、というのが正直な気持ち。★2
読了日:3月13日 著者:上田秀人
美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)感想
みをつくし料理帖シリーズもいよいよラス前の本書。どの巻を読んでも、作中の料理が食べたくなってしまうのだが、本書ではなんといっても「鼈甲珠」だ。味噌風味の卵の黄身。果たしてどんな味なのか。だれか売ってるところ知りません? てなことを考えながら読んでいた。「食は人の天なり」いい言葉だな。
読了日:3月11日 著者:高田郁
五二屋傳蔵五二屋傳蔵
読了日:3月10日 著者:山本一力
ウルトラ・ダラー (新潮文庫)ウルトラ・ダラー (新潮文庫)感想
手嶋龍一の小説を初めて読んだ。と思ったら、どこかしら既視感がある。ひょっとして既読本か。途中でやっと思い出した。純粋な小説、すなわちフィクションとしては微細に生々しい。文章としても生硬。イマイチかな、と思って忘れてしまっていたのだ。「知の武装」を読んだ後では、逆にその生々しさが光ってくる。
読了日:3月9日 著者:手嶋龍一
赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
読了日:3月8日 著者:山本一力
知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)感想
佐藤優と手嶋龍一の対談集。東京オリンピックひとつをとってみても、マスコミに流れる論調とインテリジェンスの世界からの視点とはこうも違うものか。新しい視点が開かれる好著だ。手嶋龍一は同年ということもあり、彼の小説を読んでみよう。「ウルトラダラー」と「外交敗戦―130億ドルは砂に消えた」を注文してみた。
読了日:3月6日 著者:手嶋龍一,佐藤優
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)感想
再読本。この小説を読んで、「棄捐令(きえんれい)」を知った。当時、ブログで時代小説に挑戦中であった。で早速、棄捐令をネタに使ってみた。3年も前の話である。タイトルは「勘定方隠密同心」。 http://shiozy.jugem.jp/?cid=14
読了日:3月4日 著者:山本一力
あかね空 (文春文庫)あかね空 (文春文庫)感想
山本一力追悼週間である。かなり前に読んだ文庫の再読。深川の人情と職人魂を描かせたら、やはり山本一力だな。
読了日:3月3日 著者:山本一力
蒼龍 (文春文庫)蒼龍 (文春文庫)感想
「銀しゃり」に続く山本一力の連読である。山本一力の描く舞台・深川を理解共感納得するための必須品、それは古地図である。江戸の町名が出てくると、すかさず地図を開く。主人公が歩いた足跡をしっかり追跡する。これが正しい山本一力の読み方だ。(ホンマか)
読了日:3月2日 著者:山本一力
銀しゃり[文庫] (小学館文庫)銀しゃり[文庫] (小学館文庫)
読了日:3月1日 著者:山本一力

読書メーター

<中古本>

  • 2013.09.20 Friday
  • 11:33

 
夢しょぼうが閉店して、20日が経過した。

それまで、基本的に本は夢しょぼう経由で、

東販が運営するネットショップ「e-hon」に注文していた。

なので、本は新刊のみである。


夢しょぼうが閉じて、本の注文は東販からアマゾンに変えた。

アマゾンには新刊市場と中古本市場がある。

試しに、中古本を購入してみた。

これね。

1円本


1円の単行本ってどうよ?

届くまで不安だった。

帯こそないものの、ほぼ新本である。

きちんとビニールパックされて、本の扱いも丁寧である。

本の値段より運送賃のほうが高い、というのは口惜しいが、

1円本に感動した。

以来、本は中古である。


先週買った中古本はこれ。

古本


単行本3冊、文庫本4冊、計7冊。

新刊で買えば、6825(6500+325)円だが、

中古なら、3977円+送料1750(250×7)円 計5727円 である。

約千円得したと思うか、

たった千円なら新刊を買おうと思うか、

人それぞれだろうが、

いちばん得しているのは、運送会社に違いない。


本は読み捨てのわが身としては、

中古本で充分満足なのである。

読み終わった本は、

アマゾンで0円で売ってみようか。(笑)


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<左利きの武士?>

  • 2013.09.11 Wednesday
  • 12:31

 
刀を右腰に差し左手で抜く。

そんな左利きの武士はいたのか?

正解は、そんな武士はいるはずがないぞ、である。

なぜなら、武士は左側通行。

刀は左腰に差し互いの鞘が当たらないようにしていたのである。

つまり、左利きで生まれても、

右利きに直され、ケド左手も実は結構使えますよ。

というのが真実だろう。

しかし、小説や映画の世界では、左利き武士が登場する。


新撰組三番隊隊長齋藤一(さいとうはじめ)と、

丹下左膳、宮本武蔵の三人である。

丹下左膳は右腕がなかったので、左手一本で刀を抜いた。

しかし、刀は左腰に差していた。

宮本武蔵は左利きを隠していた。

右利きのように振る舞いながら、

とっさの切り合いに左手で脇差を振るった。

二刀流が生まれた所以である。


この二人は、イレギュラーな左利きだ。

正真正銘の左利きとして描かれるのは、齋藤一ただ一人。

武士は客と対座したとき、礼儀として刀を自分の右横に置く。

刀を抜く意志はありませんよ、という意思表示だ。

ところが、齋藤一はこれを悪用して、

刀を右に置いてそこから左手で居合抜きした。

だまし討ちだから強いはずである。

さいとうはじめ


幕末から明治大正まで生き抜いた齋藤一の人斬り回顧録、

それが「一刀斎夢録」だ。

ちなみに、齋藤一を逆さに読むと一刀斎。

上巻を読み終わって下巻が楽しみな時代小説だ。


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8月の読書

  • 2013.09.02 Monday
  • 11:40
2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:8500ページ
ナイス数:129ナイス

僕の死に方 エンディングダイアリー500日僕の死に方 エンディングダイアリー500日
読了日:8月31日 著者:金子哲雄
繋がれた明日 (新潮文庫)繋がれた明日 (新潮文庫)感想
犯罪者は、逮捕され裁判で裁かれ刑務所に閉じ込められる。そして何ほどかの年を経て、社会に復帰する。ここには、罰は清算されたかもしれないが、罪は社会復帰したあとにも償われないという現実があるのだ。一生背負わないといけない罪に、「繋がれた明日」はあるのか。
読了日:8月30日 著者:真保裕一
春雷道中〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)春雷道中〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)
読了日:8月29日 著者:佐伯泰英
「余命3カ月」のウソ (ベスト新書)「余命3カ月」のウソ (ベスト新書)感想
先週20年ぶりに健康診断に行った。結果は一か月後にしかわからないが、仮に「余命3か月です」と言われたとしても、「それはウソでしょ」と抗弁する理論武装がこの本でできたような気がする。単なる健康診断で「余命3か月」はないか?(笑
読了日:8月28日 著者:近藤誠
九州戦国史と立花宗茂 (歴史新書y)九州戦国史と立花宗茂 (歴史新書y)
読了日:8月27日 著者:三池純正
破綻──バイオ企業・林原の真実破綻──バイオ企業・林原の真実感想
バイオ企業林原の破綻の裏側を語った元専務のノンフィクション。倒産後の弁済率が93%という信じられないような数字に、どうして倒産なんだ?と素朴な疑問が湧く。その答えは「これからは、日本のベンチャーや中小企業は決して銀行融資を当てにしてはならない」という述懐に表れている。銀行不信の書である。
読了日:8月26日 著者:林原靖
おれのおばさん (集英社文庫)おれのおばさん (集英社文庫)感想
おばさんの生き様がかっこいい。おばさんに庇護されているはずの子供たちもかっこいい。続けて「おれたちの青空」を読むぞ。
読了日:8月25日 著者:佐川光晴
国税記者  実録マルサの世界国税記者 実録マルサの世界感想
ゴルゴ13の報酬は、タックスヘイブン地のプライベートバンクのナンバーアカウントという秘密口座に振り込まれる。――脱税の手口より、こんな役に立たない知識のほうがおもしろかった。(汗
読了日:8月24日 著者:田中周紀
シェール革命後の世界勢力図シェール革命後の世界勢力図
読了日:8月21日 著者:中原圭介
図解 シェールガス革命図解 シェールガス革命
読了日:8月20日 著者:泉谷渉
幸福な生活幸福な生活感想
題名を見ると、ハッピーなお話満載、と思われるかもしれない。「幸福な生活」の裏に潜む悪意憎悪ねたみ復讐が真のテーマだ。最後の一文が怖いよ。最後のオチで、どこに飛ばしてくれるのか楽しみな短編集である。
読了日:8月19日 著者:百田尚樹
いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由 (WAC BOOK)いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由 (WAC BOOK)
読了日:8月18日 著者:三橋貴明
高校入試 (単行本)高校入試 (単行本)感想
私のかかりつけ歯医者さんは因島出身である。湊かなえのお父さんと同級生らしい。なので、歯の定期点検に行くたびに、「湊かなえの本を読め」と薦める。「あのう、先生より私のほうが湊かなえを多く読んでると思うのですが…」素人に指図されたくはないShiozyである。高校入試をぶっ潰す復讐譚。相変わらず、憎悪を書かせるとうまい湊かなえである。だがしかし、本書には珍しく最後に救いがある。新傾向か、湊かなえ。(笑)登場人物が煩雑すぎてやや読みづらいのが難点。星三つか。
読了日:8月17日 著者:湊かなえ
月愛三昧―親鸞に聞く月愛三昧―親鸞に聞く感想
お盆にふさわしく、918頁の大著に挑戦。仏教や親鸞、あるいは在日朝鮮人について語る哲学書。著者の40年の集大成。
読了日:8月16日 著者:高史明
銀の匙 (岩波文庫)銀の匙 (岩波文庫)
読了日:8月14日 著者:中勘助
一の悲劇 (ノン・ポシェット)一の悲劇 (ノン・ポシェット)
読了日:8月13日 著者:法月綸太郎
月魚 (角川文庫)月魚 (角川文庫)
読了日:8月12日 著者:三浦しをん
文藝春秋 2013年 09月号 [雑誌]文藝春秋 2013年 09月号 [雑誌]感想
芥川賞作品「爪と目」を読め、と本屋さんに強制されて読んでみた。二人称小説というのは、読者が混乱するね。
読了日:8月11日 著者:
銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)感想
大阪読書人お勧めの一冊らしい。さぞかしベタでお涙頂戴式の時代小説だろうな、と邪推しながら読んでみた。なるほどベタではある。災難不幸が予定調和のように幸せへと収斂していく。わかってはいても、涙が出てくるのはなぜだ。あっ、わしがベタなのだ、と気づかされた一冊だ。大阪商人の「信用」に賭ける「銀二貫」を見た。
読了日:8月10日 著者:高田郁
殺す (幻冬舎文庫)殺す (幻冬舎文庫)感想
よくもまあ、人が次々と殺されるものである。女子高生6人、刑事3人、ホームレスに担任教師。反吐がでそうなほど人が死ぬよ。(笑) それ以上に感心しつつあきれたことは、登場人物の名前が、ルビを振らないと読めないような特異な設定。小美山(おみやま)、他田(おさだ)、生地(おち)、下宅(おろしや)。ぜったいに読めねーぞ。(笑) この作家のクセみたいだね。
読了日:8月9日 著者:西澤保彦
バッテリー (角川文庫)バッテリー (角川文庫)
読了日:8月8日 著者:あさのあつこ
モンスター (幻冬舎文庫)モンスター (幻冬舎文庫)感想
恐るべき美容整形。恐るべし女の美への執念。百田尚樹はこんな小説も書くんだ。と再認識の一冊。整形経験者の中村うさぎの巻末解説もおもしろい。
読了日:8月7日 著者:百田尚樹
はだしのゲン わたしの遺書はだしのゲン わたしの遺書
読了日:8月6日 著者:中沢啓治
寄残花恋〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)寄残花恋〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)
読了日:8月5日 著者:佐伯泰英
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb感想
昨晩、「掏摸(スリ) 」を読んだら、この本にも掏摸(スリ) が出て来た。本屋さんで何気なく手に取った本二冊に掏摸(スリ) が登場とは。なんたる因縁。スリに気をつけろという啓治か。(笑) この本のメインは「詐欺師」なんだけどね。やはり、最後のどんでん返しがうまい。
読了日:8月4日 著者:道尾秀介
掏摸(スリ) (河出文庫)掏摸(スリ) (河出文庫)
読了日:8月3日 著者:中村文則
嵐のピクニック嵐のピクニック感想
初めての本谷有希子だ。意識の裏側にある「狂気」を顕在化させるチカラがすごい。どこか、湊かなえと似たものを感じさせる。男には書けない領域の作家だ。
読了日:8月2日 著者:本谷有希子
裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫)裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫)
読了日:8月1日 著者:門田隆将

読書メーター

<燃える男>

  • 2013.07.16 Tuesday
  • 13:39

 
「読書メーター」に登録して一年が経過した。

登録当初、毎日読書、一日300頁の目標を立てた。

今日現在(16日)の実績は以下のとおり。

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shiozyさんの読書メーター

記録初日2012年07月01日
経過日数381日
読んだ本374冊(1日平均0.98冊)
読んだページ123261ページ(1日平均323ページ)
感想/レビュー81件(投稿率21.7%)

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頁数はノルマ達成できたものの、冊数はやや未達である。

先月まで、ほぼ一日一冊のペースを維持できていたのだが、

7月に入って急にペースが落ちてきた。

猛暑日が続いたせいだ。


暑さに弱いわけではない。

むしろ、暑い夏が大好きだ。

クーラーは要らない、扇風機も要らない、

うちわさえあればよい。 というくらい夏には強いのだ。

夏が好きだとどうなるか?

気温が35度を越えると、燃えるのである。

燃える男、Shiozyである。


このクソ暑いなか、

週に三日も居合の稽古に励んでいる。

空調のない武道場で二三時間も練習すると、正直、

死ぬよ。。。


頭はクラクラ。冷や汗びっしょり。熱中症まったなし。

しかし、心は爽快なのである。

それはいわゆる、

ランナーズハイ、クライマーズハイ、居合道ズハイなのである。

刀


食事中、トイレの中、風呂の中、どんな中でも読書を欠かさない。

なかでも一番読書が進むのは、ふとんの中である。

誰にも邪魔されず、秀子さんにも邪魔されず、読書に埋没できる。

それが、ふとんの中である。

しかし、7月に入ってからというもの、

ふとんに入ると、「さあ読書開始」と思いはするものの、

バタンキューと寝てしまうのである。

朝眼が覚めると、一頁もめくれてない日さえあるのだ。


気温が35度を超えるなか週三日も稽古すると、

熱中症ならぬ、「読書未読症」に陥るのだ。

猛暑の夏は、水分不足・塩分不足よりも、

「本というビタミン」不足が心配なShiozyである。


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<6月に読んだ本>

  • 2013.07.02 Tuesday
  • 10:31
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:8675ページ
ナイス数:76ナイス

「橋下維新」は3年で終わる ~民衆に「消費」される政治家たち (宝島社新書)「橋下維新」は3年で終わる ~民衆に「消費」される政治家たち (宝島社新書)
読了日:6月29日 著者:川上 和久
憲法の創造力 (NHK出版新書 405)憲法の創造力 (NHK出版新書 405)
読了日:6月28日 著者:木村 草太
開店休業開店休業感想
青春時代、神様とあがめた吉本隆明のエッセー集。「言語にとって美とは何か」「共同幻想論」等のちょー難解なエッセーかと身構えたが、さにあらず。あら、隆明さんも軽口エッセーが書けるのね、と再認識の一冊である。その「食」をテーマにした文章の趣は、我が尊敬する向田邦子のテイストを感じさせる。同じテーマで語られる長女・ハルノ宵子の文章もまた素晴らしい。父より良いぞっ。(笑)
読了日:6月27日 著者:吉本 隆明
生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)感想
11回このミス大賞受賞作だけあって、スケールの大きなサスペンス小説だ。あわや北海道が全滅するかも、の正体が未知の細菌かと思えばシロアリだったりして、読書の予想の先を行く展開はみごと。そして、最後のどんでん返しは!?<ネタ晴らしはご法度>
読了日:6月26日 著者:安生 正
病院ビジネスの闇~過剰医療、不正請求、生活保護制度の悪用 (宝島社新書)病院ビジネスの闇~過剰医療、不正請求、生活保護制度の悪用 (宝島社新書)
読了日:6月25日 著者:NHK取材班
騒乱前夜〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)騒乱前夜〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)
読了日:6月24日 著者:佐伯 泰英
オメガ 警察庁諜報課 (講談社文庫 は 92-8 警察庁諜報課)オメガ 警察庁諜報課 (講談社文庫 は 92-8 警察庁諜報課)感想
警察庁に秘密諜報機関があり国外で破壊工作をするなどと、現実を越えた設定に唖然とするけれど、だからこその痛快活劇だ。すべてが都合よく展開しすぎるきらいがあるものの、胸がすっとするのは間違いない。気分が沈んでいるときに読むと爽快かも。
読了日:6月23日 著者:濱 嘉之
ようこそ感動指定席へ!ようこそ感動指定席へ!感想
数頁読んだだけで、滂沱の涙。涙腺の弱いわしにはタオルでも間に合わない。ベタだけど、実話のパワーを思い知らされた。世の中捨てたもんじゃないね。中日新聞の連載コラムだが、300回以上続いているのはすごいね。因みに、小生は一年間54回の連載で息切れしてしまった。
読了日:6月21日 著者:志賀内 泰弘
空飛ぶ広報室空飛ぶ広報室感想
ベストセラーには飛びつかない。映像化作品にも飛びつかない。これが私の「二大飛びつかない読書姿勢」である。その理由は、日本全国の人が「右向け右」と同じ嗜好を示すことへの嫌悪感なのであるが、はっきしいって、へそ曲がりとも言う。そんな私がベストセラー間違いなしの映像化作品を読んだのである。初志貫徹しないオヤジである。しかし、はっきしいって、おもしろいものはおもしろい、のである。
読了日:6月20日 著者:有川 浩
酔いどれ小籐次留書 旧主再会 (幻冬舎時代小説文庫)酔いどれ小籐次留書 旧主再会 (幻冬舎時代小説文庫)
読了日:6月19日 著者:佐伯 泰英
酔いどれ小籐次留書 状箱騒動 (幻冬舎時代小説文庫)酔いどれ小籐次留書 状箱騒動 (幻冬舎時代小説文庫)
読了日:6月18日 著者:佐伯 泰英
八月からの手紙八月からの手紙感想
「野球の国」に住む二人の友情物語である。一人は日系二世、一人は黒人。ともに祖国から疎外差別される境遇の中で、「野球の国」住民としての夢を共有するのである。堂場 瞬一の、日米にわたる壮大な構想力に脱帽だ。
読了日:6月17日 著者:堂場 瞬一
震える牛 (小学館文庫)震える牛 (小学館文庫)感想
妙に同調してしまう今日この頃。昨日に続いて、読んだ本のテレビ放映だ。本日夜10時からWoWoWプライムで「震える牛」。読んだらテレビのパターンが続くなあ。たいてい見なきゃ良かったパターンだけれど。。。食品汚染の問題の深刻さに、再認識させられた一冊だ。
読了日:6月15日 著者:相場 英雄
子育て侍〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)子育て侍〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)感想
この本を読んでいる途中で気がついた。14日夜、NHK BSプレミアムで「酔いどれ小籐次」をやっているではないか。うーーむ。原作とはイメージが違う。見なきゃ良かった。(苦笑)
読了日:6月14日 著者:佐伯 泰英
光降る丘光降る丘感想
マタギや熊の世界を描く土俗的小説家・熊谷達也。今回のお話は、戦後の東北開拓民とそれから60数年過ぎた震災の話をからめて進んでいく。開拓当初、ブナの鬱蒼とした光さえ通らぬ森がさまざまな困難の中で切り開かれていき、明るい空を作り上げていく。それは震災後の開拓民たちに、星の光降る丘として希望を与えてくれるふるさとなのだった。
読了日:6月13日 著者:熊谷 達也
山田方谷の思想山田方谷の思想
読了日:6月12日 著者:小野 晋也
冷蔵庫で食品を腐らす日本人 (朝日新書059)冷蔵庫で食品を腐らす日本人 (朝日新書059)感想
妻の介護生活に入って主夫歴12年の小生にとって、大変参考になった一冊であった。冷蔵庫の奥は腐敗食品の洞窟。なんでもかんでも買いだめしての放置プレイ。耳が痛い。自分のため、そしてヘルパーさんのために、肉魚野菜すべての食材を揃えておかなければいけない。結果、冷蔵庫の中は食品満載である。腐らせるために冷蔵庫はあるのだ。(笑)著者は北九州の同郷の人だ。親近感が湧いた。
読了日:6月11日 著者:魚柄 仁之助
戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)感想
日本の戦後史を「対米追随派」と「自主派」の視点で捉え返すと、時の為政者たちの別の姿が見えてくる。たとえば、岸や佐藤はアメリカべったりと思っていたが、じつは自主派だったというような新しい視点が語られる。田中角栄や鳩山のように、自主であるがゆえにアメリカにつぶされた政治家は解りやすいが、歴史の裏には、様々な権力闘争があるのだなと、再認識できる一冊だ。「アメリカに潰された政治家たち」の本格版である。
読了日:6月10日 著者:孫崎 享
バカの話は必ず長い (宝島社新書)バカの話は必ず長い (宝島社新書)感想
女房の十分の一もしゃべらないわしは、バカではないようだ。という冗談はさておき、文章作法にもこの法則があてはまりそうだ。一文を短く、論旨を明快に。文書作法の基本形である。
読了日:6月8日 著者:櫻井 弘
どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)感想
昨年、中村仁一さんの講演を聞いた。長年、介護施設で老人達を看取ってきた経験上、その論旨(大往生したけりゃ医療とかかわるな)は明解だった。この本は、もう一人の論客、近藤誠さんとの対談集であるが、近藤氏の放射線治療からの視点が加わって、論拠がいっそう判りやすくなった。ガンに対する勇気が持てる納得の一冊である。
読了日:6月7日 著者:中村 仁一,近藤 誠
秋田の子供はなぜ塾に行かずに成績がいいのか (講談社プラスアルファ新書)秋田の子供はなぜ塾に行かずに成績がいいのか (講談社プラスアルファ新書)
読了日:6月6日 著者:浦野 弘
黙示黙示感想
物語は、ハチと農薬の話から始まるが、農薬以上に怖い存在、遺伝子組換え作物(GMO)へと展開していく。アメリカや中国等の農産国に起こっている旱魃を考えると、もはやGMOに頼らざるを得ないほどの事態に迫られている。そんな現実を知らしめてくれる。なんだか我々国民が知りえないところで、凄まじい現実が始まっているようで、背筋が寒くなる思いだ。
読了日:6月5日 著者:真山 仁
娘に語る祖国 (光文社文庫)娘に語る祖国 (光文社文庫)
読了日:6月4日 著者:つか こうへい
高杉晋作 (文春新書)高杉晋作 (文春新書)
読了日:6月3日 著者:一坂 太郎
県庁おもてなし課県庁おもてなし課
読了日:6月2日 著者:有川 浩
県庁おもてなし課県庁おもてなし課感想
只今、某市の観光協会設立真っ只中にいる身としては、まさにタイムリーな本であった。これまで行政のなかにあった観光協会を民に移管し、第三セクター方式の組織に変える。聞こえはいいけど、その実態は相変わらずの「前例主義&事なかれ主義」。この本は、行政の壁は厚いという現実が良く描かれている。しかし、作中では幾多の困難のなかから巧妙が見えてくる。「現実はそんなに甘くはないよ」という思いの横に、かすかな希望をもらった一冊となった。
読了日:6月2日 著者:有川 浩
森林の崩壊―国土をめぐる負の連鎖 (新潮新書)森林の崩壊―国土をめぐる負の連鎖 (新潮新書)
読了日:6月2日 著者:白井 裕子
森林の崩壊―国土をめぐる負の連鎖 (新潮新書)森林の崩壊―国土をめぐる負の連鎖 (新潮新書)
読了日:6月1日 著者:白井 裕子

読書メーター

<空飛ぶ広報室>

  • 2013.06.20 Thursday
  • 15:20

 
「空飛ぶ広報室」 有川浩

ベストセラーには飛びつかない。

映像化作品にも飛びつかない。

これが私の「二大飛びつかない読書姿勢」である。

その理由は、日本全国の人が「右向け右」と

同じ嗜好を示すことへの嫌悪感なのであるが、

はっきしいって、へそ曲がりとも言う。

そんな私がベストセラー間違いなしの映像化作品を読んだのである。

初志貫徹しないオヤジである。

しかし、はっきしいって、おもしろいものはおもしろい、のである。


登場人物のキャラが、

「図書館戦争」、「県庁おもてなし課」のそれとダブって見えて、

誰がだれやらわからなくなってしまったShiozyである。

それだけならまだしも、ついこの間まで、

有川浩は



 だと思っていたShiozyである。

ややこしいネーミングするんじゃないぞっ。

しかし、はっきしいって、男だろうが女だろうが、

おもしろいものはおもしろい、のである。


映像化したくなるのは、無理もない。

有川浩


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<再読二冊>

  • 2013.05.30 Thursday
  • 10:21

 
直木賞受賞作「等伯」の作者安部龍太郎の「下天を謀る」を読んだ。

藤堂高虎の物語である。

どちらかというと築城の名手と思っていたが、

じつはなかなかの武将である。

それも水軍に長けていたというのを初めて知った。

藤堂高虎の人生もおもしろいが、

そこで語られる様々な武将達も興味深い。

ということで、前に読んだ本の再読である。

同時並行的に生きた人びとの人生がおもしろい。

再読二冊


05-29 「駆けろ、鬼日向 水野勝成」 黒川十蔵

「下天を謀る」のなかに、主人公藤堂高虎の脇役として、

水野勝成が描かれている。

この名前どこかで読んだ気がする。

本棚を探ってみると、あった。

本書「駆けろ、鬼日向 水野勝成」。

地元広島県福山藩藩主。

戦国期から江戸にかけて結構波乱に富んだ人だったが、

一方で備後畳を殖産するなど良将としての評価を受けている。

信長、秀吉、家康という天下人の横に、

さまざまな生き様があったんだなあと感慨ひとしおである。



05-30 「梟の系譜 宇喜田四代」 上田 秀人

「下天を謀る」の流れで、

「駆けろ、鬼日向 水野勝成」に次いで更にもう一冊再読。

水野勝成が備後(福山)なら、宇喜田はお隣備中(岡山)である。

戦に破れ、藩主親子は全国を流浪する。

臥薪嘗胆のすえお家再興を果たすが、

その名は歴史上悪役として評せられる。

それは物乞いまでして生きた壮絶な人生が見せる業なのだった。



<おまけ>

「Shiozy、やめるってよ」の答え

3、Shiozy、道場やめるってよ が正解である。

タバコではないという現実を、しっかり受け止めるように。

教訓:人生は他人が望むほどうまくは回らない。


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<ラップ文体小説>

  • 2013.05.20 Monday
  • 14:25

 
土曜日(18日)の中国新聞で、

第45回中国短編文学賞が発表された。

選評で重松清が、

「大賞よりも優秀作を読め」と激賞していた。

その作品が本日掲載された。


冒頭の一文で、ぶったまげた。

こんな出だしだ。

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ATM一万円下ろすの下三桁の残額表示変わっているもしや思い

明細表発行して確認する大憤慨ふざけやがって手数料取られている。

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中国短編文学賞


まるで、ラップだ。

出だしだけかと思えば、全文ラップである。

すごいね良く思いつたねここまでやるかどこまでもやるぜ

思いついたらこっちのものさやるなら徹底だぜベイビー。

すぐまねしたがるShiozyである。


重松さんが言っている。

「こういうのも小説なんだ!」

ラップ文体小説誕生である。


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